2026年7月16日 更新

小説

男と男 クソデカ感情短編小説 連載企画

崎谷 はるひ / 小菅 あすか / 三浦 しをん / 椿 ゆず  装画:瀬尾 ユキミチ 装画:ねぎし きょうこ 装画:倉秦 装画:うまのほねこ

馬場先輩はどうしようもないばか

   1『お風呂上がりました』 深夜十二時過ぎ。簡単なメッセージを送る。すぐに既読マークが付き、一分とたたず返…

小説

果実短編集

透野 すい  装画:mashu

第一話 水蜜桃の朝

 エリちゃんの住む208号室は、私の住む210号室から一部屋挟んだ隣となりにある。彼女はこのところ夏バテみたい…

小説

【先行連載】鈴掛紬の針しごと

日暮里ミシンカフェ営業中

竹岡 葉月  装画:勝田 文

第1話 ちくちくという名のソリューション~恋を裁つ~(後編)

 アパートに戻ってきたら、埼玉の実家にいる母から、電話がかかってきた。 いったい何事かと思えば、真ま衣いから譲…

小説

白雪は僕の姫君

雪姫の結婚 神在初恋花譚 番外編

東堂 燦  装画:白谷 ゆう

白雪は僕の姫君

 十六夜(いざよい)家の領地である《紅(こう)野(の)》は雪深い土地だ。 冬の日暮れとなれば、邸内にいても骨身…

小説

骨を盗む日

村崎 なつ生

骨を盗む日 第二回

 はじめて燃やしたのは自分の父だった。 私の父は、それなりにクズだった。家にいればいつも偉そうで、よく母と私の…

2026年7月10日 更新

小説

【先行連載】鈴掛紬の針しごと

日暮里ミシンカフェ営業中

竹岡 葉月  装画:勝田 文

第1話 ちくちくという名のソリューション~恋を裁つ~(前編)

  どれだけ待っても彼は戻ってこなかったので、真ま衣いもいい加減認めざるを得なかった。 私、深み山やま真衣はふ…

2026年6月19日 更新

小説

骨を盗む日

村崎 なつ生

骨を盗む日 第一回

 キャンプファイヤーというものを、一度もやったことがない。けれど燃えさかる炎を眺めて踊り歌うと、こんな気分にな…

小説

男と男 クソデカ感情短編小説 連載企画

崎谷 はるひ / 小菅 あすか / 三浦 しをん / 椿 ゆず  装画:瀬尾 ユキミチ 装画:ねぎし きょうこ 装画:倉秦 装画:うまのほねこ

俺だけの星

 その美容院に入ったのは、ガラスのはまった木製のドアがこぢんまりとして、一見するとぬくもりのある民家のようだっ…

小説

決意の抹茶あんみつ

小鳥遊さんの京菓子暦 ひんやり和菓子と秘めた想い 番外編

杉元 晶子  装画:佳奈

決意の抹茶あんみつ

「どれを注文したら、和菓子通っぽいかな……?」 坪(つぼ)庭(にわ)が望める二人掛けのテーブル席で、小鳥遊(た…

小説

凶悪令嬢の策略

凶悪令嬢の婚姻 番外編

日高 砂羽  装画:杉町 のこ

凶悪令嬢の策略

 イスキア王国の王宮は、王都レゾンの郊外にある。 白い石材で組まれた建物は、正面から見れば羽根を広げた鷲(わし…

小説

狐と狸と妖華師の娘

妖華師の花嫁 呪いが解けたら離縁してくれますか? 番外編

我鳥 彩子  装画:亜沙美

狐と狸と妖華師の娘

 止し水すい国こくの都、隴ろう。その片隅に、半分崩れかけた古い屋敷がある。そこに暮らしているのは、まだ十とおに…

2026年6月1日 更新

小説

廃妃は夜な夜な奇を談る 番外編

夕鷺 かのう  装画:七原 しえ

【閑話・おしまいのはじめに】

『史林(しりん)、今ちょっといいかい』『! 李(り)遠(おん)殿下。いかがなさいましたか』 時を遡(さかのぼ)…

2026年5月20日 更新

小説

経理 松岡沙世

税理士 鮫島桐子 番外編

橘 マコト  装画:蛭塚 都

経理 松岡沙世

「名(めい)鉄(てつ)の株を持ってると、リトルワールドの入場招待券が貰(もら)えるんですよ」 水(み)戸(と)…

小説

二人のユウトくん

四人のナオちゃん 番外編

松本 愛世  装画:AiLeeN

二人のユウトくん

 七月初(しょ)旬(じゅん)の、青空が広がる日曜日。 朝ドラ『ゲゲゲの女房』の、一週間分の録画を観ながら昼食を…

小説

ツジセンの独白

佐藤の告白 番外編

藤紘  装画:中島 花野

ツジセンの独白

 岡(おか)本(もと)先生に嫌われているかもしれない。 そうようやく自覚できたのは、一昨日の金曜。きっかり18…

小説

廃妃は夜な夜な奇を談る 番外編

夕鷺 かのう  装画:七原 しえ

【第◾️夜】 歌う髑髏、あるいは枯骨自賛

「そうだ、星(せい)蓮(れん)。今日は地方から来客があってな。ひとつ、珍しい話を聞いた」 彩雲が月を追う。ごく…

小説

男と男 クソデカ感情短編小説 連載企画

崎谷 はるひ / 小菅 あすか / 三浦 しをん / 椿 ゆず  装画:瀬尾 ユキミチ 装画:ねぎし きょうこ 装画:倉秦 装画:うまのほねこ

1918 香港

【1931年 英国領香港】 刑事さん、英国人ですね。ええ、はい、見ての通り私は英語を喋(しやべ)れるので、広東…

小説

吸血鬼と炎の雨

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

吸血鬼と炎の雨 最終回

秘密 「ごめんなさい」 と、木(き)村(むら)妙(たえ)子(こ)は頭を下げた。「私に謝らないで下さい」 …

2026年5月8日 更新

小説

グレイス・グレイス

東雲 めめ子  装画:mugico

グレイス・グレイス 最終回

――匂いがわかった気がする。 その言葉に駆り立てられるように、私はモバイルバッテリーの改良に没頭した。 昼間は…

小説

吸血鬼と炎の雨

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

吸血鬼と炎の雨 第五回

会見 「多くの命を奪った、この度たびの攻撃は、決して許されるものではありません」 TVのニュース画面に登…

2026年5月1日 更新

小説

グレイス・グレイス

東雲 めめ子  装画:mugico

グレイス・グレイス 第三回

「グレイスさん」 遠くから呼ばれた名前が、自分のものだと認識するまでに少し間があった。 芝しば生ふで行方ゆくえ…

小説

吸血鬼と炎の雨

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

吸血鬼と炎の雨 第四回

予言と商売  そこはモダンなオフィスビルだったが、一階正面の受付で、受付嬢を相手にしゃべっている男がいた…

2026年4月16日 更新

小説

男と男 クソデカ感情短編小説 連載企画

崎谷 はるひ / 小菅 あすか / 三浦 しをん / 椿 ゆず  装画:瀬尾 ユキミチ 装画:ねぎし きょうこ 装画:倉秦 装画:うまのほねこ

その渇きは恋ではなく

 がたたん、ごとん。本日も電車は走っている。 総(そう)武(ぶ)横(よこ)須(す)賀(か)線、千葉東京神奈川の…

小説

グレイス・グレイス

東雲 めめ子  装画:mugico

グレイス・グレイス 第二回

 会いたいと思うと、なぜかボルトフ先生は捕まらないのだ。 私はひとまず日次報告として、イリヤにグレイスの希望に…

小説

あやかし乙女と狐の道行き

あやかし乙女のご縁組 3 〜神託から始まる契約結婚〜 番外編

七沢 ゆきの  装画:榊 空也

あやかし乙女と狐の道行き

 僕のご主人は可愛い。 長い三つ編みは僕の尻尾とおそろいみたいで、見ているだけで嬉しくなる。「はい、辰(しん)…

小説

竜に乗った魔法使い

魔法使いのお留守番 魔女編 番外編

白洲 梓  装画:kokuno

竜に乗った魔法使い

 悲鳴が聞こえた、と思った瞬間、背中に誰かがぶつかってきた。 秋の収穫祭で賑(にぎ)わう町の目抜き通りには、い…

小説

吸血鬼と炎の雨

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

吸血鬼と炎の雨 第三回

謎から謎へ  クロロックとエリカは、M大学の受付窓口で、「今日、菊きく池ち広こう太たさんとお会いする約束…

2026年4月10日 更新

小説

グレイス・グレイス

東雲 めめ子  装画:mugico

グレイス・グレイス 第一回

 わたし。あたし。いいえ、私? 何度か脳――いわゆる『顔』? 中央演算処理装置に画像認識処理装置、そのほか諸も…

小説

吸血鬼と炎の雨

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

吸血鬼と炎の雨 第二回

事故 「子供はいい。くたびれたら眠ってしまえばいいのだからな」 クロロックが珍しく弱音を吐いている。 そ…

2026年4月1日 更新

小説

吸血鬼と炎の雨

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

吸血鬼と炎の雨 第一回

予言  昼下がりの公園は、日射しに溢あふれて暖かかった。「十二月とは思えないね」 と言ったのは、大おお月…

2026年3月18日 更新

小説

魔法使いの料理番

魔法使いのお留守番 四大魔法使い編 番外編

白洲 梓  装画:kokuno

魔法使いの料理番

 あれは三年前の、寒い冬の日のことでした。 木枯らしが吹く中、私はいつものように、お気に入りのレストランへと向…

2026年2月19日 更新

小説

敬川先輩の怪異否定録 ―おはぎコロッケ―

敬川先輩の怪異否定録 ーとあるネット掲示板の書き込みについてー 番外編

新田 漣  装画:ふすい

敬川先輩の怪異否定録 ―おはぎコロッケ―

「ずっと気になってたんすけど、歌(うた)クンってどこに住んでるんすか?」 西日に照らされた埃(ほこり)がきらき…