
宝石商リチャード氏の謎鑑定
比翼のマグル・ガル
辻村 七子
宝石商リチャード氏の謎鑑定 比翼のマグル・ガル 第七回
3 セレスタイトは歌う(3) 夢を見た。 当たり前のように、夢の中では正(せい)義(ぎ)が目覚めていた…
2025年6月20日 更新
比翼のマグル・ガル
辻村 七子
3 セレスタイトは歌う(3) 夢を見た。 当たり前のように、夢の中では正(せい)義(ぎ)が目覚めていた…
あやかし乙女のご縁組 2 ~神託から始まる契約結婚~ 番外編
七沢 ゆきの 装画:榊 空也
なにもかも、大嫌いだった。 今までも、きっとこれからも、 そして今日もまた、やっぱり嫌いだと、僕をこの部屋に…
バートリ家の吸血姫(※誤解)とワルキア竜公のありえない婚礼 番外編
江本 マシメサ 装画:sena
ワルキア公国では年に一度、冬に狩猟祭を開催する。 現ワルキア公ブラッド様の妻である私は、来(きた)る狩猟祭に…
京都岡崎、月白さんとこ 夏の終わりに、旅立つきみへ 番外編
相川 真 装画:くじょう
コーヒーの香ばしい匂いが、飴色の店内に穏やかに満ちている。 紀(き)伊(い)陽(はる)時(とき)は陶器のカッ…
大友 花恋
第7回 …
2025年6月13日 更新
2025年6月10日 更新
比翼のマグル・ガル
辻村 七子
3 セレスタイトは歌う(2) 『ごめん。今ドバイ』「…………ジェフ」『何も考えるな。リッキー、何も考える…
古池 ねじ 装画:田中 舞
二十八歳の誕生日は実家で過ごすことにした。 金曜日なので木(き)村(むら)さんと会おうかと思ったのだけど、「…
大江戸恋情本繁昌記 巻ノ弐 蔦重と意地の本 番外編
ゆうき りん 装画:AiLeeN
(ここへ来るのも、ずいぶんと久しぶりだ……) 大(おお)門(もん)までの五(ご)十(じっ)間(けん)に並ぶ店を…
2025年5月30日 更新
比翼のマグル・ガル
辻村 七子
3 セレスタイトは歌う(1) 真(ま)鈴(りん)と一緒にファストフード店でねばっていたみのるは、夜の九…
亡き王女のオペラシオン 1 番外編
ゆきた 志旗 装画:六七質
白いものは何でも美味おいしい。美味しくないものを見たことがない。 たとえば、パンの柔らかいところ。これを真っ…
似鳥 鶏 / 乙一 / 桑原 水菜 / 今野 緒雪 / 白川 紺子 装画:Shiho
わたくしのお嬢様、レディ・マグノリアがお生まれになったのは、八十二年前の春のことでした。 お嬢様のお父上であ…
赤川 次郎 装画:ひだか なみ
償い 「どういうこと?」 と、エリカが声を上げた。 TVのニュースが流れている。「今夜開かれた世界外…
2025年5月20日 更新
2025年5月19日 更新
片付かないふたり 番外編
村崎 なつ生 装画:眩しい
あれ、なんでこの子急に走り出したんだっけ。 映画の終盤、主人公の女の子が部屋を飛び出して住宅街を走り抜けてい…
京都御幸町トワイライト 星の試着室 番外編
相川 真 装画:みっ君
その黒猫には、まだ名前がない。 だからみな、「猫」「黒猫」と、愛あい想そもそっけもない名前で呼んでいる。 御…
京橋骨董かげろう堂 番外編
辻村 七子 装画:野白 ぐり
「突然だがPR動画を作ろうと思う。どうかな白(しら)澤(さわ)くん」「やめた方がいいと思いますね」 京橋に…
比翼のマグル・ガル
辻村 七子
2 告白とペンダント(3) マリンタワーは灯台を模してつくられた塔であるという。入学してすぐの頃、社会…
赤川 次郎 装画:ひだか なみ
出席者 車が駐車場に停まり、男が降りて来ると、草くさ間まは足早に近付いて行った。「失礼」 と、声をかけ…
2025年5月9日 更新
聞き慣れた足音が背後で響き、東(とう)廠(しょう)督(とく)主(しゅ)・独(どく)囚(しゅう)蠅(よう)はふ…
比翼のマグル・ガル
辻村 七子
2 告白とペンダント(2) 土曜日はすぐにやってきた。みのるはその日朝から生きた心地がしなかった。なん…
赤川 次郎 装画:ひだか なみ
口から口へ 「首相が外相を殺させる?」 と、さゆりが言って、「そんな馬鹿な話、聞いたことないわ」 と、腕…
選ぶことも、持つことも、全部無駄だと思っていた。
村崎 なつ生 装画:眩しい
知られざる、マリー・アントワネットのもう一人の娘の物語
ゆきた 志旗 装画:六七質
「君は……ろくろを通して器と対話できる人だろう」
辻村 七子 装画:野白 ぐり
2025年5月1日 更新
似鳥 鶏 / 乙一 / 桑原 水菜 / 今野 緒雪 / 白川 紺子 装画:Shiho
その訪問者は、突然現れて言った。「初めまして。魔法使いです」 菫 「……………………」…
暁闇 墨を流したような闇がどこまでもひろがっている。口を開けば喉まで真っ黒になりそうなその夜(や)陰(…
比翼のマグル・ガル
辻村 七子
2 告白とペンダント(1) お父さんの話は、病院のお母さんにはまだしばらく内密にしておくそうだった。気…
赤川 次郎 装画:ひだか なみ
警戒 「どうなってるの?」 と、眉まゆをひそめて言ったのは、橋はし口ぐちみどりだった。「何かあるのね」 …