2026年4月16日 更新

小説

男と男 クソデカ感情短編小説 連載企画

崎谷 はるひ  装画:瀬尾 ユキミチ

その渇きは恋ではなく

 がたたん、ごとん。本日も電車は走っている。 総(そう)武(ぶ)横(よこ)須(す)賀(か)線、千葉東京神奈川の…

小説

グレイス・グレイス

東雲 めめ子  装画:mugico

グレイス・グレイス 第二回

 会いたいと思うと、なぜかボルトフ先生は捕まらないのだ。 私はひとまず日次報告として、イリヤにグレイスの希望に…

小説

あやかし乙女と狐の道行き

あやかし乙女のご縁組 3 〜神託から始まる契約結婚〜 番外編

七沢 ゆきの  装画:榊 空也

あやかし乙女と狐の道行き

 僕のご主人は可愛い。 長い三つ編みは僕の尻尾とおそろいみたいで、見ているだけで嬉しくなる。「はい、辰(しん)…

小説

竜に乗った魔法使い

魔法使いのお留守番 魔女編 番外編

白洲 梓  装画:kokuno

竜に乗った魔法使い

 悲鳴が聞こえた、と思った瞬間、背中に誰かがぶつかってきた。 秋の収穫祭で賑(にぎ)わう町の目抜き通りには、い…

小説

吸血鬼と炎の雨

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

吸血鬼と炎の雨 第三回

謎から謎へ  クロロックとエリカは、M大学の受付窓口で、「今日、菊きく池ち広こう太たさんとお会いする約束…

2026年4月10日 更新

小説

グレイス・グレイス

東雲 めめ子  装画:mugico

グレイス・グレイス 第一回

 わたし。あたし。いいえ、私? 何度か脳――いわゆる『顔』? 中央演算処理装置に画像認識処理装置、そのほか諸も…

小説

吸血鬼と炎の雨

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

吸血鬼と炎の雨 第二回

事故 「子供はいい。くたびれたら眠ってしまえばいいのだからな」 クロロックが珍しく弱音を吐いている。 そ…

まんが試し読み

魔法使いのお留守番

魔女編

未来でも、同じ景色が見られますように。

白洲 梓  装画:kokuno

魔法使いのお留守番 魔女編 まんが試し読み

2026年4月1日 更新

小説

吸血鬼と炎の雨

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

吸血鬼と炎の雨 第一回

予言  昼下がりの公園は、日射しに溢あふれて暖かかった。「十二月とは思えないね」 と言ったのは、大おお月…

2026年3月18日 更新

小説

魔法使いの料理番

魔法使いのお留守番 四大魔法使い編 番外編

白洲 梓  装画:kokuno

魔法使いの料理番

 あれは三年前の、寒い冬の日のことでした。 木枯らしが吹く中、私はいつものように、お気に入りのレストランへと向…

2026年3月10日 更新

まんが試し読み

魔法使いのお留守番

四大魔法使い編

あの場所で、ずっとあなたを待っている。

白洲 梓  装画:kokuno

魔法使いのお留守番 四大魔法使い編 まんが試し読み

2026年2月19日 更新

小説

敬川先輩の怪異否定録 ―おはぎコロッケ―

敬川先輩の怪異否定録 ーとあるネット掲示板の書き込みについてー 番外編

新田 漣  装画:ふすい

敬川先輩の怪異否定録 ―おはぎコロッケ―

「ずっと気になってたんすけど、歌(うた)クンってどこに住んでるんすか?」 西日に照らされた埃(ほこり)がきらき…

小説

七夕のふたり

早都子と夢乃 大正鎌倉ノスタルヂア 番外編

香月 せりか  装画:小夜子

七夕のふたり

 夕暮れ時、授業を終えた夢(ゆめ)乃(の)が早(さ)都(と)子(こ)と共に寄宿舎に戻ると、寮生たちがはしゃぎな…

小説

虎のお掃除

咎姫恋歌 虎王バヤルが抱いた調べ 番外編

瑚池 ことり  装画:蔀 シャロン

虎のお掃除

「ち、ちがうわ。わたくしは仙女じゃなくて、天(てん)岑(しん)の廟にお仕えする、ただの掃除婦なのよ!」 サリー…

小説

アロハ日和

若旦那さんの「をかし」な甘味手帖 3 北鎌倉ことりや茶話 番外編

小湊 悠貴  装画:moko

アロハ日和

 八月某日、鎌(かま)倉(くら)駅―――「こんにちは、志(し)貴(き)さん」 約束した時間の五分前。聞き覚えの…

小説

うさ耳キャスケット

羽良 ゆき  装画:shiho

うさ耳キャスケット【後編】

 夕方のサンプリングというのは学校や仕事帰りの人たちをターゲットとするものだが、ここは表参道という場所柄(がら…

2026年2月10日 更新

小説

うさ耳キャスケット

羽良 ゆき  装画:shiho

うさ耳キャスケット【前編】

「――はい。わかりました、お願いします」 大学二年の夏休み。本来ならば伸び伸びと遊びつくしたいところだったが、…

新人賞

第236回 短編小説新人賞

【最終選考作品】奇天烈な一日(著:山口夏人)

 午前十一時二十五分。大さじ三の水。大さじ二のしょうゆ。大さじ一の酒。大さじ一の砂糖。大さじ一のオイスターソース。小さ…

新人賞

第236回 短編小説新人賞

【最終選考作品】快楽の境地(著:瀬川想)

「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ、ピーッ」 浮ついた身体(からだ)でバランスを崩さないように、足を上げる。真下は水面。地味に遠…

新人賞

第236回 短編小説新人賞

【最終選考作品】何も持たずに行こう(著:谷地雪)

 そうだ、終点まで行ってみよう。 ある日突然思いついたその案を実行すべく、俺は早朝、品(しな)川(がわ)駅に立っていた…

新人賞

第236回 短編小説新人賞

【最終選考作品】フモンカンの日(著:琵楼渓水)

「おい、フモンカン、取り壊されるって」 遅番の小(お)川(がわ)が最悪のニュースを連れて出勤した。「やばいじゃん」「や…

新人賞

第236回 短編小説新人賞

【佳作】問われる十畳(著:原沢青)

「まいったなあ……」「まいりましたね……」 二人がそんなやり取りをした回数も、そろそろ二桁(けた)に突入しかけ…

新人賞

第236回 短編小説新人賞

【入選】山本、誘拐される(著:山田結衣)

 月曜日。朝目を覚ますと、そこは助手席だった。知らない車だ。運転席には市役所総務課の同僚、原(はら)田(だ)さ…

2026年1月19日 更新

まんが試し読み

ジャレッド・エドワーズの殺害依頼

そこにいたのは、十年前、俺が全てを奪った人だった。

小菅 あすか  装画:ハルカゼ

ジャレッド・エドワーズの殺害依頼 まんが試し読み

その他

阿部暁子×宮島未奈 本屋大賞受賞作家スペシャル対談

2024年の本屋大賞受賞者、宮島未奈さんと、2025年の同賞受賞者、阿部暁子さん。実はお二人には、デビュー前に…

小説

パンの夢

魔王のかまど 番外編

瑚池 ことり  装画:庭 春樹

パンの夢

「――うむ、風除けを張って炉に薪(たきぎ)を足した。娘の寝袋も広げたし、これでいいな」 ハルは指さし確認した。…

小説

はじまり~語り部による前ふり~

王稜五閣の花姫御殿 番外編

梨沙  装画:春が野 かおる

はじまり~語り部による前ふり~

「今日は見事な晴天ですなあ」 荷物を背負い直した旅人が畑仕事に精を出す女に声をかける。女は顔を上げ、腰を叩きな…

小説

君を想う

十番様の縁結び 9 神在花嫁綺譚 番外編

東堂 燦  装画:白谷 ゆう

君を想う

 その宝石を見たとき、一番に浮かんだのは妻のまなざしだった。 鮮やかに咲き誇る、椿(つばき)の赤。 この石があ…

小説

迷子の迷子の吸血鬼ちゃん

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

迷子の迷子の吸血鬼ちゃん 最終回

心の迷子 「おじさん」 その声に、中(なか)野(の)はハッとした。 朝、駅へ向かうバスの中だ。昔ほどでは…

2026年1月9日 更新

小説

迷子の迷子の吸血鬼ちゃん

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

迷子の迷子の吸血鬼ちゃん 第四回

発見  鳥の鳴く声で目が覚める。 これこそ、理想の暮らしだ! 六十才の定年を過ぎても、さらに十年以上働き…

2025年12月26日 更新

その他

【「銀の海 金の大地」復刊完結記念トークショー ~佐原ひかり&嵯峨景子の「銀金愛」を語る夕べ(ネタバレあり)~】開催レポート

このレポートは、2025年11月21日(金)にジュンク堂書店池袋本店で開催された『銀の海 金の大地』復刊完結記念イベン…

小説

迷子の迷子の吸血鬼ちゃん

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

迷子の迷子の吸血鬼ちゃん 第三回

トラブル  その後は――当然、なるべくしてなったのである。 夜十二時に、クロロック家のチャイムが鳴り、「…