2025年1月10日 更新

小説

吸血鬼と真夜中の散歩者

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

吸血鬼と真夜中の散歩者 第四回

再会と再会  五月さつきは迷っていた。 神かみ代しろエリカから渡された、ケータイ番号のメモをじっと眺めて…

まんが試し読み

春燕さん、事件です!

女役人の皇都怪異帖

皇都で起る怪異のことは、女役人・王春燕にご相談を。

真堂 樹  装画:シライシユウコ

春燕さん、事件です! 女役人の皇都怪異帖 まんが試し読み

2024年12月27日 更新

文庫試し読み

【一話まるごと試し読み】おたくの原稿どうですか? 池袋のでこぼこシェアハウス(著:泉 サリ)

シェアハウスの入居者全員でアンソロ刊行!? 聖地・池袋が舞台のオタク青春群像劇『おたくの原稿どうですか? 池袋のでこぼこシェアハウス』を、まるごと一話試し読み!
小説

吸血鬼と真夜中の散歩者

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

吸血鬼と真夜中の散歩者 第三回

生死 「凄(すご)い」 と、素直に感想を述べたのはみどりだった。 もちろん、エリカも「大した屋敷だわ」と…

2024年12月20日 更新

その他

柑橘の文字をかじる

大友 花恋

柑橘の文字をかじる 第1回『魔法使いのお留守番』

第1回 冒険から帰ってき…

2024年12月19日 更新

小説

ランダムグッズまじ勘弁

おたくの原稿どうですか? 池袋のでこぼこシェアハウス 番外編

泉 サリ  装画:島 順太

ランダムグッズまじ勘弁

 ランダムグッズの袋の中には神様がいて「○番がほしい」とか「被らないでくれ」みたいなこちらの思考をことごとく見…

小説

皇后は風を吹かせる

草原の花嫁 番外編

日高 砂羽  装画:憂

皇后は風を吹かせる

 南(なん)麗(れい)国の偽公主である翠(すい)鳳(ほう)が北(ほく)宣(せん)に輿(こし)入(い)れしたのは…

小説

思い出は美しすぎて

相棒は犬 2 転生探偵マカロンの事件簿 番外編

愁堂 れな  装画:奈良 千春

思い出は美しすぎて

「あ」 叔父から久々に来たメールで、事務所のデスクの引き出しに入っている書類をスキャンして送ってほしいと頼まれ…

小説

あなたが幸せでありますように

十番様の縁結び 7 神在花嫁綺譚 番外編

東堂 燦  装画:白谷 ゆう

あなたが幸せでありますように

 新年を迎えたばかりの夜のこと。 真(ま)緒(お)と終(しゅう)也(や)は、花(はな)絲(いと)にある神社に足…

小説

吸血鬼と真夜中の散歩者

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

吸血鬼と真夜中の散歩者 第二回

失踪 「今どき、そんなことがあるのか」 と、フォン・クロロックが朝食をとりながら言った。「ねえ、借金…

2024年12月10日 更新

小説

吸血鬼と真夜中の散歩者

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

吸血鬼と真夜中の散歩者 第一回

署名 「いいんだね」 と、その男は念を押すように言った。 五月さつきは、少しためらったものの、どうするこ…

2024年11月19日 更新

小説

朱色の幻影

あやかし乙女のご縁組 ~神託から始まる契約結婚~ 番外編

七沢 ゆきの  装画:榊 空也

朱色の幻影

 美貌の男が土間に立っている。その場に二つ並んだかまどは、そこが現代の少し前の台所なのを示していた。 男の目の…

小説

しのぶれば

あやかし姫のかしまし入内(エンゲージ) 番外編

後白河 安寿  装画:後藤 星

しのぶれば

 北山の端はが茜と金に色づき始めた。日中の仕事を終えた人間たちは、黄土色の乾いた大地に紺青色の影を残して帰路を…

小説

もののけ寺に朝が来て

もののけ寺の白菊丸 桜花の稚児舞 番外編

瀬川 貴次  装画:大西 実生子

もののけ寺に朝が来て

 東の空が微(かす)かに白み始め、今日も勿(もっ)径(けい)寺(じ)に朝がやってきた。 数えで十二歳の小坊主、…

2024年11月8日 更新

その他

いぬじゅんのお悩み相談室 いぬもあるけば

いぬじゅん  装画:mashu

いぬじゅんのお悩み相談室 いぬもあるけば 第三十六回

『この恋は、とどかない』など、せつない恋愛や、心をゆさぶる物語が人気の作家・いぬじゅんがお送りするお悩み相談室。悩める読者のみなさんのお悩みにズバッと、時にはゆるっとお答えします。

2024年11月1日 更新

小説

荒野は群青に染まりて 番外編

マムシとりんご

桑原 水菜  装画:Re°

マムシとりんご 後編

 タケオが闇市やみいちで敦子を見かけたのは、その数日後のことだった。 竹かご屋の店先に、ひとりで座っていた。 …

その他

いぬじゅんのお悩み相談室 いぬもあるけば

いぬじゅん  装画:mashu

いぬじゅんのお悩み相談室 いぬもあるけば 第三十五回

『この恋は、とどかない』など、せつない恋愛や、心をゆさぶる物語が人気の作家・いぬじゅんがお送りするお悩み相談室。悩める読者のみなさんのお悩みにズバッと、時にはゆるっとお答えします。

2024年10月17日 更新

小説

荒野は群青に染まりて 番外編

マムシとりんご

桑原 水菜  装画:Re°

マムシとりんご 前編

「ケンカのやり方を教えてくれ、だと?」 赤あか城ぎが怪け訝げんそうに聞き返した。 ああ、と群ぐん青じょうはうな…

小説

目指せ、伊勢弁マスター!

ようこそ伊勢やなぎみち商店街へ  瓦版とあおさのみそ汁 番外編

秋杜 フユ  装画:彩田 花道

目指せ、伊勢弁マスター!

 カフェレスト岬みさきに、岡おか島じまだけでなく晴はる人とと充みつ美みも来店し、賑やかな時間をすごしていた、あ…

小説

雨降る夜の遊戯室

異世界歯医者はいそがしい ~運命の患者と呪われた王国~ 番外編

森 りん  装画:睦月 ムンク

雨降る夜の遊戯室

「……うーん、間が悪い。雨かぁ……」 葵(あおい)がロッカーの扉の隙間から中庭を覗くと、大粒の雨粒が天から降り…

小説

十月の田倉勇太郎

これは経費で落ちません! 12 ~経理部の森若さん~ 番外編

青木 祐子  装画:uki

十月の田倉勇太郎

 もうすぐハロウィンなんですね。 いえ、特に意味はありません。画面のうしろのほうに、カボチャの飾りが見えたから…

その他

いぬじゅんのお悩み相談室 いぬもあるけば

いぬじゅん  装画:mashu

いぬじゅんのお悩み相談室 いぬもあるけば 第三十四回

『この恋は、とどかない』など、せつない恋愛や、心をゆさぶる物語が人気の作家・いぬじゅんがお送りするお悩み相談室。悩める読者のみなさんのお悩みにズバッと、時にはゆるっとお答えします。
新人賞

第231回 短編小説新人賞

【入選】宝くじの行方(著:山田麻矢)

「長(は)谷(せ)川(がわ)さん宝くじ買いに行くんですか」 同僚の梅(うめ)木(き)萌(もえ)が、食べ終わった…

新人賞

第231回 短編小説新人賞

【佳作】夏の橋渡り(著:つなべ夏)

 やっぱりやめよ。私は投げやりな気持ちで橋の欄干(らんかん)にもたれかかり、ちろちろ流れる小川を見下ろしてポッ…

新人賞

第231回 短編小説新人賞

【最終選考作品】最後のご飯(著:瀬木逢涼)

 人生が終わる時、最後に食べたいものは――と何回か聞かれた。 決めているものはあっても、どうやっても叶わないし、そもそ…

新人賞

第231回 短編小説新人賞

【最終選考作品】怪物譚(著:秋畑義定)

 初めて踏む上(じょう)州(しゅう)伊香保(いかほ)の地は硫黄(いおう)臭(くさ)くて落ち着かないが、温泉歓楽街らしく…

新人賞

第231回 短編小説新人賞

【最終選考作品】24seconds(著:大槻華子)

 23,98秒  試合時間は残り24秒をきった。 勝てるか勝てないか今のお前等に聞く。 だが俺は、「勝てない」という言…

新人賞

第231回 短編小説新人賞

【最終選考作品】あいつの葬式、宗派なに?(著:薄田もなか)

『トシのやつ死んだらしいぞ』 もう三年ほど会っていない高校時代の親友の一人から届いたメール。四十七歳の内(ない)藤(と…

2024年10月10日 更新

その他

いぬじゅんのお悩み相談室 いぬもあるけば

いぬじゅん  装画:mashu

いぬじゅんのお悩み相談室 いぬもあるけば 第三十三回

『この恋は、とどかない』など、せつない恋愛や、心をゆさぶる物語が人気の作家・いぬじゅんがお送りするお悩み相談室。悩める読者のみなさんのお悩みにズバッと、時にはゆるっとお答えします。

2024年10月1日 更新

その他

いぬじゅんのお悩み相談室 いぬもあるけば

いぬじゅん  装画:mashu

いぬじゅんのお悩み相談室 いぬもあるけば 第三十二回

『この恋は、とどかない』など、せつない恋愛や、心をゆさぶる物語が人気の作家・いぬじゅんがお送りするお悩み相談室。悩める読者のみなさんのお悩みにズバッと、時にはゆるっとお答えします。

2024年9月19日 更新

小説

家政婦ふみさんの悩み

駒月小毬は困ってる 転生者問題対策室≪天紋堂≫の残業 番外編

我鳥 彩子  装画:梶山 ミカ

家政婦ふみさんの悩み

 私の名は天てん堂どうふみ。天堂家の分家に育ち、本家のお屋敷に家政婦として勤めて三十年。目下の悩みは、当家の坊…

小説

これからも

ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 8 番外編

小湊 悠貴  装画:井上 のきあ

これからも

(旅行、楽しかったなぁ……) 大いに盛り上がったブライダルフェアからひと月が過ぎた、六月の下旬。羽(はね)田(…