
いぬじゅんのお悩み相談室 いぬもあるけば
いぬじゅん 装画:mashu
2024年10月10日 更新
いぬじゅん 装画:mashu
2024年10月1日 更新
いぬじゅん 装画:mashu
2024年9月19日 更新
駒月小毬は困ってる 転生者問題対策室≪天紋堂≫の残業 番外編
我鳥 彩子 装画:梶山 ミカ
私の名は天てん堂どうふみ。天堂家の分家に育ち、本家のお屋敷に家政婦として勤めて三十年。目下の悩みは、当家の坊…
ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 8 番外編
小湊 悠貴 装画:井上 のきあ
(旅行、楽しかったなぁ……) 大いに盛り上がったブライダルフェアからひと月が過ぎた、六月の下旬。羽(はね)田(…
宝石商リチャード氏の謎鑑定 番外編
辻村 七子 装画:雪広 うたこ
みのるが同居している二人の大人の一人、リチャードの好物は、プリンである。 卵と砂糖が原材料で、山形のゆるんと…
2024年9月10日 更新
いぬじゅん 装画:mashu
2024年8月30日 更新
樹 れん / doi 装画:葵 装画:mashu
逸(いつ)子(こ)が元恋人のその投稿を目にしたのは、一人暮らしのアパートで、浴室の湯船に浸かっている時だっ…
樹 れん / doi 装画:葵 装画:mashu
「ジョー、あそこに飛行している個体がいる。近くで見たい、捕ってきたまえ」 地球には本当に『鳥』が実在するの…
いぬじゅん 装画:mashu
2024年8月20日 更新
久賀 理世
六月といえば衣替え。 そして梅雨の到来だ。 常に季節を先取りするみつば百貨店では、五月上旬にしてすでに涼しげ…
氏家 仮名子 装画:丸千代
少女が一人、駆けていく。 金の髪を揺らし、必死の形(ぎょう)相(そう)でストリートを走り抜ける。時お…
柳井 はづき 装画:倉秦
「浦安(うらやす)さん」 さざ波のようだった無数の絃(げん)の音が、その一言で止んだ。 和室の天井に気まずい余…
七沢 ゆきの 装画:もぽろ
「頼むよ!」 私の前で、顔だけはいいロクデナシが必死に手を合わせている。 彼は村雨むらさめ久利生くりゅう。私の…
いぬじゅん 装画:mashu
推しと私の怪異調査 番外篇
鳥谷 綾斗 装画:中原 アヤ
「ただいまっ!」 四月下旬、金曜日の夜。 私――椎しい葉ば里さと瑠るは、ファミレスのバイトを終えて早足で帰…
廃嫡皇子・珠怜永の中華宮廷推理録 番外編
希多 美咲 装画:藤 未都也
香こう綺き国こくの中央に位置する帝都『蓮れん陽よう』。皇帝が住まう龍りゅう栄えい城じょうの近くに門を構える湊…
軽井沢探偵譚 番外編
愁堂 れな 装画:Engawa
忌き引びき開けに、隼(はや)人(と)は早速課長に退職したい旨(むね)を伝えたのだが、課長は一旦持ち帰ると…
冥府の花嫁 番外編
高山 ちあき 装画:縞
「あー、今日の会食は空気が悪そうだから御給仕するのが億(おっ)劫(くう)だわ」 豪華な高級料理のならんだ御(お…
2024年8月9日 更新
岩谷 翔吾
荒野は群青に染まりて 番外編
桑原 水菜 装画:Re°
こうなると、やはり赤(あか)城(ぎ)に相談するしかないのだ。 廃材をのこぎりで切っていた赤城は、手を止…
久賀 理世
「なに。わたしにとっておきの考えがあるのだよ」 ご機嫌にのたまった日ひ野の友ゆう之の助すけ会長は、おもむろに三…
いぬじゅん 装画:mashu
2024年8月1日 更新
荒野は群青に染まりて 番外編
桑原 水菜 装画:Re°
ことの起こりは、錦きん糸し町ちょうの闇やみ市いちでのことだった。 阪さか上がみ群ぐん青じょうはこ…
桑原 水菜 装画:Re°
序章 この景色を目に焼き付けておくのよ、群ぐん青じょう。 この世界に確かなものなど何もない。信じていいものと…
訳あってあやかし風水師の助手になりました 番外編
櫻井 千姫 装画:明菜
しとしと、今日も鬱(うっ)陶(とう)しい雨が世界を暗くしている。 あたしは雨の日が好きだ。普通の女の子…
久賀 理世
なにもこの世の終わりというわけではない。 そもそもが無謀な賭けだったのだ。「さてどうしたものかしら」 ひとり…
いぬじゅん 装画:mashu
そこなお方、今、安(やす)田(だ)家の仇(あだ)討(う)ちの話をしておられたな。待て、待て、居(い)酒(ざ…
その日、わが社に王女様が入社した、と社内中がざわついた。 ことの発(ほっ)端(たん)は、社長の一言だっ…
付き合ってもうすぐ半年の恋人である、福(ふく)永(なが)俊(しゅん)介(すけ)と同棲(どうせい)している部屋は、大学…
火葬場の待合室で紙コップに入った緑茶を持ち上げた。温(ぬる)くなった緑茶はどこか黄色味がかって見えて、先日行った健…
幾重にも重ねられた薄絹のヴェールのような夜の帳(とばり)が一枚ずつ剥(は)がれ、埃(ほこり)っぽい部屋に光が射し込…