2023年10月1日 更新

まんが試し読み

やり直し悪女は国を傾けない

~かくも愛しき茘枝~

美女の名誉と尊厳と未来をかけた転生やりなおし録!!

喜咲 冬子  装画:夢子

やり直し悪女は国を傾けない~ かくも愛しき茘枝~ まんが試し読み

2023年9月29日 更新

小説

たかが恋の話

阿部 暁子  装画:倉秦

たかが恋の話 最終回

「L大学文学部四年の秋山朝陽です。本日より三週間、お世話になります。誠心誠意励はげみますので、ご指導よろしくお願いいた…

小説

もののけ寺の白菊丸

瀬川 貴次

もののけ寺の白菊丸 最終回

 半分ほどに膨ふくらんだ月が、山の斜面に転々と建つ堂どう宇うの屋根を照らしている。 おかげで、案じていたよりも…

小説

僕の恋、思い出と勝負するのは分が悪すぎる

我鳥 彩子  装画:加藤 綾華

僕の恋、思い出と勝負するのは分が悪すぎる 第三回

   4  斯かくして僕は、翌日から毎日公園を散歩するように命じられた。 榊さかきさんと皐月さつきが代わ…

その他

君と、読みたい本がある 対談

岩谷翔吾

君と、読みたい本がある 対談 第一回

岩谷翔吾さんの『青春と読書』連載、「君と、読みたい本がある」では、物語中に登場する小説を生み出した作家と岩谷翔吾さんの対談も掲載中。 オレンジ文庫公式ホームページでは、誌面に掲載しきれなかったこぼれ話をWEBならではのボリュームでたっぷりお届けします。
小説

夕陽に立つ吸血鬼

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

夕陽に立つ吸血鬼 最終回

容疑  表に出ると、河(かわ)辺(べ)みずほは足に力が入らず、よろけて転びそうになった。「しっかりして!…

その他

君と、読みたい本がある あとがき

岩谷翔吾

君と、読みたい本がある あとがき 第二回

集英社の読書情報誌「青春と読書」で連載中の小説『君と、読みたい本がある』。岩谷翔吾による執筆後記と未公開写真をお届け!

2023年9月28日 更新

まんが試し読み

珠華杏林医治伝

乙女の大志は未来を癒す

突然の後宮入り!頼れるのは医学の知識だけ!?

小田 菜摘  装画:ペキォ

珠華杏林医治伝 乙女の大志は未来を癒す まんが試し読み

2023年9月19日 更新

小説

『宝石商リチャード氏の謎鑑定』番外編

真砂なす

辻村 七子  装画:雪広 うたこ

真砂なす 最終回

『宝石商リチャード氏の謎鑑定』番外編

「潔(いさぎよ)く自ら王冠を脱ぎますか? それとも首だけになりますか?」「………………」 リチャードは数分、考…

小説

威風堂々惡女 最終巻発売記念 書き下ろし後日譚

白洲 梓  装画:蔀 シャロン

威風堂々惡女 最終巻発売記念 書き下ろし後日譚

 科(か)挙(きょ)受験者の資格に「性別を問わず」の文言が追加されたのは、聖(せい)太(たい)帝(てい…

小説

たかが恋の話

阿部 暁子  装画:倉秦

たかが恋の話 第三回

 二日後のことだ。 R大付属高校では夏休みに入ってからも各学年向けの夏期講習が行われる。参加するかは生徒の自由…

小説

もののけ寺の白菊丸

瀬川 貴次

もののけ寺の白菊丸 第二回

「では、白しら菊ぎく丸まるはわたしたちが勿もっ径けい寺じに連れて参りますので、乳母めのとどのはここから都にお戻…

小説

僕の恋、思い出と勝負するのは分が悪すぎる

我鳥 彩子  装画:加藤 綾華

僕の恋、思い出と勝負するのは分が悪すぎる 第二回

   3  僕の住むマンションの近くには大きな公園があり、そこを散歩しながら小説の構想を練ねるのが僕の習…

小説

莉国の都・景京

珠華杏林医治伝 乙女の大志は未来を癒す 番外編

小田 菜摘  装画:ペキォ

莉国の都・景京

珠華杏林医治伝 乙女の大志は未来を癒す 番外編

 中ちゅう原げんを支配する大帝国・莉り王朝。 今上の即位より六年目のその日、この国に女子のための医学校が開校し…

小説

夕陽に立つ吸血鬼

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

夕陽に立つ吸血鬼 第四回

痕跡 「あれか……」 と、エリカは崖から下を覗のぞき込んで、「これじゃ、引き上げるのは容易じゃないわね」…

2023年9月8日 更新

小説

『宝石商リチャード氏の謎鑑定』番外編

真砂なす

辻村 七子  装画:雪広 うたこ

真砂なす 第三回

『宝石商リチャード氏の謎鑑定』番外編

 リチャードは何も言わず、静かに目礼した。俺もならう。 シャウルさんはややあってから、オーバーに腕を広げた。「…

小説

たかが恋の話

阿部 暁子  装画:倉秦

たかが恋の話 第二回

 今年度の東北高校弓道選手権大会の開催地は福島。R大付属高校弓道部からは、二年生男子重野、三年生女子及川おいか…

小説

もののけ寺の白菊丸

瀬川 貴次

もののけ寺の白菊丸 第一回

 泣いてはいけない。 数えの十二歳になって間もない白しら菊ぎくは、そう自分に言い聞かせつつ、寝殿造しんでんづく…

小説

僕の恋、思い出と勝負するのは分が悪すぎる

我鳥 彩子  装画:加藤 綾華

僕の恋、思い出と勝負するのは分が悪すぎる 第一回

   1 『書けない!?』 電話の向こうで、知らない宇宙人からお中元でも届いたかのような声が上がった。 …

小説

夕陽に立つ吸血鬼

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

夕陽に立つ吸血鬼 第三回

消失点 「で、どうして私たちまで駆り出されるわけ?」 と、橋はし口ぐちみどりがふくれっつらで言った。「い…

2023年9月1日 更新

小説

『宝石商リチャード氏の謎鑑定』番外編

真砂なす

辻村 七子  装画:雪広 うたこ

真砂なす 第二回

『宝石商リチャード氏の謎鑑定』番外編

 シャウルさんはかつて医者であった。イギリスの医大を卒業し、スリランカに戻って開業もした、れっきとした専門医で…

小説

たかが恋の話

阿部 暁子  装画:倉秦

たかが恋の話 第一回

 忘れもしない五月三十日、教育実習が始まって二度目の月曜日だ。 明け方から、夏の匂いをおびてきた空気を撃ち…

小説

夕陽に立つ吸血鬼

赤川 次郎  装画:ひだか なみ

夕陽に立つ吸血鬼 第二回

消えた高校生  最終日だった。 朝、六時ごろに目が覚めると、谷(たに)崎(ざき)ゆかりは、早々に顔を洗っ…

2023年8月25日 更新

新人賞

2023年ノベル大賞 選評

三浦 しをん / 今野 緒雪 / 似鳥 鶏 / 吉田玲子

2023年ノベル大賞 選評/三浦しをん

小説は感性/センスに任せて書けばいいものではないと、これまでの経験から、私は確信している。  作者それぞれの持ち…

新人賞

2023年ノベル大賞 選評

三浦 しをん / 今野 緒雪 / 似鳥 鶏 / 吉田玲子

2023年ノベル大賞 選評/今野緒雪

投稿作なのですから、趣味に走っていいんです。  今回の選考は、本当に難しかったです。 私の中で最終選考に残った五…

新人賞

2023年ノベル大賞 選評

三浦 しをん / 今野 緒雪 / 似鳥 鶏 / 吉田玲子

2023年ノベル大賞 選評/吉田玲子

この賞からベストセラーが生まれることを願っております。  年ごとに暑さが増す夏。そうした中、選考会は無事、終…

新人賞

2023年ノベル大賞 選評

三浦 しをん / 今野 緒雪 / 似鳥 鶏 / 吉田玲子

2023年ノベル大賞 選評/似鳥 鶏

今年のノベル大賞は激戦。選ぶ側も大変でしたが、その甲斐はありました。  今回はかなり白熱しました。いや、みなさん…

2023年8月19日 更新

その他

君と、読みたい本がある あとがき

岩谷翔吾

君と、読みたい本がある あとがき 第一回

集英社の読書情報誌「青春と読書」で連載中の小説『君と、読みたい本がある』。岩谷翔吾による執筆後記と未公開写真をお届け!

2023年8月18日 更新

小説

『宝石商リチャード氏の謎鑑定』番外編

真砂なす

辻村 七子  装画:雪広 うたこ

真砂なす 第一回

『宝石商リチャード氏の謎鑑定』番外編

 ミュンヘン・ミネラルショーを訪れるのはこれで三度目だ。ミュンヘン国際空港からUバーンと呼ばれる地下鉄に乗り、…

小説

『ハケン飯友 僕と猫の、小さな食卓』番外編

ずっと一緒に

椹野 道流  装画:内田 美奈子

ずっと一緒に

『ハケン飯友 僕と猫の、小さな食卓』番外編

「はー、食った食った」 満足げにそう言って、猫……トラキチは、両手を元気よく合わせ、ごちそうさまの挨(あい)拶…

新人賞

(短編小説新人賞 2022年年間最優秀賞 受賞記念作)

陶山ロシ  装画:山地里穂

(短編小説新人賞 2022年年間最優秀賞 受賞記念作)

「ミソフォニアですね」 医師はパソコンの薄型ディスプレイに目を向けたまま言った。カチャカチャと何事か打ち込む日…

新人賞

黒猫は悲劇に笑う

(短編小説新人賞 2022年年間最優秀賞 受賞記念作)

吉乃小麦子  装画:小鳩白果

黒猫は悲劇に笑う

短編小説新人賞 2022年円環最優秀賞 受賞記念作

 そんなに怖がらないで。 あなたが今までどんな目に遭(あ)ってきたのかは知らないけれど、ここはあなたみたいな猫…