君と、読みたい本がある あとがき
岩谷 翔吾
2024年1月19日 更新
岩谷 翔吾
2024年1月18日 更新
雪色に染めあげられた石(いし)畳(だたみ)の道を華(か)輦(れん)(妃(ひ)嬪(ひん)専用の輿(こし))…
そこは牢獄にしてはあまりにも豪奢だった。「まるで皇后の住まいだな」 瑠璃(るり)瓦(がわら)がふか…
愚痴聞き地蔵、カンパニーのお家騒動に巻き込まれる。 番外編
仲村 つばき 装画:けーしん
十二月上旬。 詩し央おうは、パソコンのモニター画面をにらみ、眉間に皺しわをよせていた。おかしい。こ…
双蛇の落胤 番外編
氏家 仮名子 装画:田村 由美
手綱を握る指には、すでに感覚がなかった。 北へと駆け続けて五日、この辺りの平原はまだ雪に覆われ、風は真冬…
ここは生きとし生ける者が輪(りん)廻(ね)する六(ろく)道(どう)のうち、最下層にある地(じ)獄(ごく)道…
いぬじゅん 装画:mashu
eコバルト文庫試し読み連載
ゆきた 志旗 装画:小鳩 白果
【一幕 美しからざるこの世界・三】 マルトの家は中央市場(レ・アル)近くの小さな通りに面したアパルト…
2024年1月10日 更新
地獄の沙汰も嫁次第
どうしてわたしが閻魔王の花嫁候補に…!?
高山 ちあき 装画:縞
「で、用向きはなんですか? まさか長(ちょう)公(こう)主(しゅ)さまともあろうおかたが、一介の騾馬(らば)の栄転…
eコバルト文庫試し読み連載
ゆきた 志旗 装画:小鳩 白果
【一幕 美しからざるこの世界・二】 それからというもの、ポン・ヌフでいちばん人気のシャンソニエの傍(…
いぬじゅん 装画:mashu
2023年12月28日 更新
敬(けい)事(じ)房(ぼう)の女官・爪(そう)香(こう)琴(きん)が皇帝付き次席宦(かん)官(がん)・独(どく)…
eコバルト文庫試し読み連載
ゆきた 志旗 装画:小鳩 白果
【一幕 美しからざるこの世界・一】 一七九七年、共(きょう)和(わ)暦(れき)六年。かつて自由を求…
いぬじゅん 装画:mashu
2023年12月20日 更新
岩谷 翔吾
2023年12月19日 更新
もののけ寺の白菊丸 番外編
瀬川 貴次 装画:大西 実生子
星空のもと、小高い山の緩やかな斜面に、大小の堂(どう)宇(う)が数えきれぬほど点在している。 敷地ばかり…
若旦那さんの「をかし」な甘味手帖 北鎌倉ことりや茶話 番外編
小湊 悠貴 装画:moko
「ふっふっふ……」 今年も残り二日となった、十二月三十日。 家事代行サービスの会社に所属している秋(あき…
相棒は犬 転生探偵マカロンの事件簿 番外編
愁堂 れな 装画:奈良 千春
朝五時。 目覚ましなどかけずとも、毎朝『彼』は目を覚ます。 俺はといえば、勢い良くカーテンが開くシャッ…
いぬじゅん 装画:mashu
eコバルト文庫試し読み連載
ゆきた 志旗 装画:小鳩 白果
【序幕・二】 脱出できたはいいものの土地勘のない場所で不安だったが、荷馬車の列をひたすら遡(さかの…
あ、結婚したい。恋人の額に保冷剤を当てた瞬間、陽(ひ)凪(な)はそう思った。春の平日、お風呂上がりについさ…
夕食時、BGM代わりに流していたテレビ画面に映し出された外国の女性が、しきりに「深い山です。そこに工場がある。木材…
外れた音を叩いた人差し指からミスが広がる。心臓が嫌な音を立て、視界がみるみるうちに狭まっていく。緻(ち)密(みつ)…
十二歳の夏、ぼく梶(かじ)井(い)陸(りく)は母と四つ下の妹はるとともに、東京から母の生まれ故郷の田舎(いなか…
大和の国・勿径寺。そこには物の怪が棲むという。
瀬川 貴次 装画:大西 実生子
親王画眉 「待って、顔を洗う前にもう一回見せて」 整(せい)斗(と)王(おう)妃(ひ)付き首席女官・周(し…
2023年12月13日 更新
北鎌倉ことりや茶話
大丈夫。つまずいても、次の一歩を踏みだせる。
小湊 悠貴 装画:moko
2023年12月8日 更新
岩谷 翔吾
eコバルト文庫試し読み連載
ゆきた 志旗 装画:小鳩 白果
【前奏曲】 どこか不気味さの漂う、異質な女だった。 煌きらびやかな宮殿には似合わぬ質素な身なりの平…
doi
対向車の少ない海岸沿いの道路を私は軽自動車でひたすら走っていた。日差しがやけに強く、海面に反射した光の粒が視…
【コミカライズ記念試し読み】
森 りん 装画:庄屋