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異人館画廊

エメラルドの瞳

再び渡英した千景は、カレッジで論文執筆のための研究に励んでいた。そんなある日、幼い頃からの許婚であり、今は互いの理解者になろうと思い合う透磨から「明日、ロンドンへ行きます」と連絡が入る。内心胸を弾ませる千景だったが、透磨が渡英した目的は「呪われた絵の買い付け」だという。彼は、図像術の専門家である千景にも、その絵についての意見を聞きたいと言ってきて――。
集英社オレンジ文庫10周年記念を記念して谷瑞恵が書き下ろした、『異人館画廊』番外編!

シリーズ既刊情報

異人館画廊1

異人館画廊シリーズ

絵画に隠された謎に迫る美術ミステリー! 生死や感情を象徴するモチーフを絵画にして、それを見た者の無意識下に働きかける技法、図像(イコン)。英国で図像学(イコノグラフィー)を学んだ千景は、画廊を経営する祖父の死に際し帰国するが・・・。幼馴染みの透磨とともに、絵画に隠された真実に迫る。 (著者:谷 瑞恵)

著者プロフィール

谷 瑞恵(たに みずえ)

三重県出身。『パラダイス ルネッサンス』で1997年度ロマン大賞佳作入選。コバルト文庫『伯爵と妖精』シリーズ、集英社文庫『思い出のとき修理します』シリーズ、最新単行本は『木もれ日を縫う』集英社刊。他、著書多数。

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谷 瑞恵