廃墟の片隅で春の詩を歌え

王族による共同統治が行われる国イルバス。王女ベアトリスは王宮を離れ、辺境で工業生産に明け暮れていた。尊大な兄アルバートと狡猾な弟サミュエルに挟まれ、二人の対立を回避するために引きこもっていたのだ。だが周辺国の情勢が悪化し、ベアトリスは政治的決断を迫られる。彼女の手には、賢帝と名高い祖母から受け継いだとある「切り札」が握られていた……。

廃墟の片隅で春の詩を歌え王女の帰還

誰よりも王の資質を持ちながら、その才覚を奪われた王女がいた。

仲村 つばき

ベアトリス、お前は廃墟の鍵を持つ王女

私は嵐になる。この国を血で染めないために。

仲村 つばき