大正某年、発展著しい帝都を脅威が襲う。それらは異形と呼ばれ、異形を討伐する異形対策部隊と共に人々に恐れられていた。帝都に暮らす咲綾は自分だけに見える狐の辰砂を家族として愛し、辰砂の持つ力を使い貧しい家計を支えている。ある夜、辰砂を異形とみなし、異形対策部隊は咲綾を急襲。しかし、辰砂の力を目の当たりにした隊長はある提案を口にして…!?
書籍
私は傍にいる。必ずきみを助ける。
著者七沢 ゆきの
装画榊 空也
託宣は下された。私は、おまえを連れて行く。