書籍
おそれずに、戦わなくては。
廃墟の片隅で春の詩を歌え
女王の戴冠
- 760円+税
- 2021年2月19日発売
馬車で陸を移動し、イルバスの最南端にある港から、大海を南下する。実に半月にも亘る移動のすえ、アデールとグレンはニカヤ王国の陸に降り立った。
王政復古を果たしたベルトラム朝。だが女王ジルダと第二王女ミリアムの反目が、いまだ脆弱な王政を揺るがしている。末妹のアデールは政略結婚相手の幼馴染・グレンを愛することができず、また姉妹の争いを止められない己の無力さに苦しんでいた。一方グレンの愛は暴走し、次第に常軌を逸した行動をとり始め…。果たしてイルバスの未来は!?激動のクライマックス!
シリーズ既刊情報
廃墟の片隅で春の詩を歌えシリーズ
王族による共同統治が行われる国イルバス。王女ベアトリスは王宮を離れ、辺境で工業生産に明け暮れていた。尊大な兄アルバートと狡猾な弟サミュエルに挟まれ、二人の対立を回避するために引きこもっていたのだ。だが周辺国の情勢が悪化し、ベアトリスは政治的決断を迫られる。彼女の手には、賢帝と名高い祖母から受け継いだとある「切り札」が握られていた……。
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