ノースポール合衆国自治州『キヴィタス』は、5億6千万の人口を収容する人工都市だ。アンドロイド管理局に勤める若きエリート、エルガー・オルトンは、帰り道で登録情報のない“野良アンドロイド”の少年を拾う。ワンと名乗った少年型アンドロイドとエルは不思議な共生生活を始めるが、ワンは記憶を失っていた。彼の過去を探るうち、エルは都市の闇に触れてしまい?
書籍
「僕は誰かに『人殺し』って言ってほしかった」
著者 辻村 七子
装画 くろのくろ
「せめて血の色くらいは赤が良かったな」
装画 serori