騎士には及ばず、魔道士とも認められないセシリアは、それでも王佐の騎士となることを目指していた。学院を卒業して幼馴染と婚約し、故郷から生涯出られなくなる、定められた未来への猶予を得るために。そんな折、王女が学院を訪れ儀典の衛士を選ぶことになり…? 竜を御す王、竜を葬る騎士。ふたつの稀種が治める王国で、竜に魅せられた少女は歴史に隠された闇を知る!
書籍
何者でもないまま終われなかった。たとえ憧れていた自由が、偽りだっとしても。
著者 喜咲 冬子
装画 夢子
竜と聖騎士の真実、王族の謎、歴史の闇…。自由を求めた少女は、何者となるか。