これまでの受賞作品

2023年受賞作品

大賞

該当作なし

準大賞
甘いたぬきは山のむこう西東子(神奈川県)
受賞の言葉
長い時間をかけて選考してくださった皆様へ、心からの感謝を申し上げます。準大賞をいただくことができ、本当に嬉しいです。
物語に何度も助けてもらった人生でした。「私も誰かの支えになるようなものを書けたら」という一心で小説を書き続けてきましたが、一人ではここまで続けられなかったと思います。いつも読んで感想を伝えてくれた友人たち、夢を否定せず黙って見守ってくれた家族にも、この場を借りて感謝します。
初心と感謝の気持ちを忘れず、これからも誠実に書き続けていきたいです。
プロフィール
神奈川県在住。小説、漫画、甘いものなど、好きなものがたくさんあります。最近はアイドルに夢中です。
準大賞
レディ・ファントムと灰色の夢栢山シキ(岡山県)
受賞の言葉
まずは、拙作に目を通していただいた皆様に御礼申し上げます。

物心つく前から、物語を組み立てるのが好きでした。
こういう人がああいうことをして、そうしたらこの人がこう反応して…そんなことばかりを考えて、気づいたら小説を書くようになっていました。
つまずくことも多く、十代のころに立てた目標からは随分遅れてしまいましたが、なんとか最初の目的地にたどり着くことができたようです。
今後もずっと、この道を歩み続けることができるよう、頑張ります。

最後に、拙作にこれから目を通していただく皆様、よろしくお願いいたします。
プロフィール
岡山県出身。やりたいことに一直線の射手座。好きな作家は上橋菜穂子と小野不由美。
猫をこよなく愛しているが猫にはただの餌やり機だと思われている。猫が添い寝してくれないのが悩み。
佳作
私のマリア東雲めめ子(大阪府)
受賞の言葉
この度は過分な賞を賜り、身に余る光栄に存じます。

選考に携わってくださった皆様、お世話になりました方々に深く感謝申し上げます。至らない点ばかりではございますが、気持ちを引き締めて、賞の名に恥じない小説家になれるよう精進して参ります。

家族に受賞を伝えたとき、高校生の弟に「俺も将来有名になるから一緒に大物を目指そう」と言われました。これからは読んでくださった方の心に響く小説を一作でも多く生み出すことが私の目標であり、また弟との夢を叶えることを、姉としての自分の務めとしたいです。
プロフィール
滋賀県出身の子年。紆余曲折を経て今に至る。
可愛いもの、レトロなもの、昭和歌謡が大好きです。
審査員講評
  • 三浦しをん
    小説は感性/センスに任せて書けばいいものではないと、これまでの経験から、私は確信している。
  • 今野緒雪
    投稿作なのですから、趣味に走っていいんです。
  • 吉田玲子
    この賞からベストセラーが生まれることを願っております。
  • 似鳥鶏
    今年のノベル大賞は激戦。選ぶ側も大変でしたが、その甲斐はありました。