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振って降られて吸血鬼

正統吸血族であるフォン・クロロックの娘・神代エリカは、友人たちとのドライブ帰りにサービスエリアで休憩中。折しも、台風が進路を変え、嵐になりそうな不穏な空模様だった。そんな時、突然エリカたちに声をかけてきた男がいた。彼の名は徳永栄一郎。M大の若き教授で、テレビにも時々出演する有名人だ。徳永は、エリカたちに、連れの女性・岸野真子への伝言メモを渡してほしいという謎の頼み事をしてきた。その強引な口調に眉をひそめるエリカたちだが――。

シリーズ既刊情報

天使と歌う吸血鬼

吸血鬼はお年ごろシリーズ

不可解な衝撃事件を吸血鬼父娘が暴く! 人気の遊園地に友達と遊びにきた吸血鬼のエリカ。だが遊園地は突然「入園禁止」に! 話を聞くと、視察に訪れた要人の歓迎式典で、ある女性歌手が歌うという。だが、遊園地がテロリストに襲撃され、その歌手たちが人質にされてしまい!? (著者:赤川次郎)

著者プロフィール

赤川 次郎(あかがわ じろう)

1948年福岡県生まれ。魚座。A型。1976年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。「吸血鬼はお年ごろ」シリーズほか、著書多数。2006年第9回日本ミステリー文学大賞を受賞。2016年、吉川英治文学賞受賞。趣味は映画、クラシック音楽鑑賞。

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赤川 次郎