新刊情報

新刊発売情報! 9月刊発売中!

9月18日(金)新刊4冊が発売になりました!
各書籍のページで試し読みもご覧いただけます。ぜひご覧ください。

宮田 光『死神のノルマ 二つの水風船とひとりぼっちの祈り』
成仏できない死者をあの世へ送る“死神の下請け”。ノルマを達成できなければ半永久的にこの世をさまよい続けるという。そんな死神の下請けの少年ケイと彼を手伝う女子大生の響希の前に、未練の解消を望まない死者が現れ……。原稿を失くした漫画家、店子の恋人を厭うアパートの大家、恋人の幸せを目の当たりにした高校生。ケイと響希が見た死者と生者の絆とは?

梨沙『嘘つきな魔女と素直になれないわたしの物語』
十六歳の夏。勉強も運動もできて友達も多く、充実していた董子の人生は一変する。父親の浮気が発覚したのだ。相手は董子が憧れていた叔母・七江子。両親は離婚し、母親の地元――ご近所のほとんどが親類縁者の田舎へ引っ越した董子は、前の学校の友達が夏休みの予定ではしゃぐ様に孤独を覚える。そんな時、どういうわけか魔女を自称する金髪碧眼の少年と出会い!?

相川 真『京都岡崎、月白さんとこ 人嫌いの絵師とふたりぼっちの姉妹』
父を亡くした女子高生の茜と妹のすみれは、日本画家の若き精鋭で親戚筋の久我青藍の住む、京都岡崎の「月白邸」と呼ばれる日本家屋に身を寄せることとなった。人間嫌いで変人と噂の青藍は、酒浸りの生活を送っており、茜たちに対する態度も剣呑としたものだった。戸惑いつつも茜は料理を青藍に振る舞うようになり・・・。月白邸に集う<色々>な人々の、じんわり優しい心の再生物語。

ほしお さなえ、岡本 千紘、崎谷 はるひ、奈波 はるか『あの日、あの駅で。 駅小説アンソロジー』
その駅で別れを知り、人は少し大人になっていく――。おばあちゃんの家を処分するために降りた清瀬駅で見つけた家族の顔。鎌倉高校前駅で出会った人の顔が見えない少女。下灘駅で食べた亡き母へと誘う塩むすび。決別と再会を見守る東京駅と京都駅。時は移ろい、人は去り、思い出を抱いた駅はそれでも新しいドラマを紡ぎだす。ありふれた駅のかけがえのない物語全四編。