オレンジ文庫 創刊10周年記念 「魔法のある日常」リレー短編オレンジ文庫 創刊10周年記念 「魔法のある日常」リレー短編

オレンジ文庫の創刊10周年を記念して、「魔法のある日常」というテーマで6名の作家陣に短編を書いていただく企画を開催!現実では味わえない経験や感情を体験させてくれる「小説」は、まるで「魔法」のよう。そんな魔法のある日常を、乙一、今野緒雪、桑原水菜、白川紺子、似鳥鶏、三浦しをん(五十音順)がそれぞれ描きます。

  • 第1弾

    似鳥 鶏『黙って最後に回る人』
    似鳥 鶏
    『黙って最後に回る人』

    お人好しの従兄・秋留と暮らしている大学生の晃佑。ある日突然、シルシュエルと名乗る天使が二人の前に降臨し、秋留に「他人の災厄を苦痛として引き受ける魔法」を授けてしまう。お人好しであるがゆえに、魔法を発動しては苦しむ秋留。晃佑は、なんとか秋留を救えないかと奔走するのだが!?

  • 第2弾

    乙一『子羊たちの冒険』
    乙一
    『子羊たちの冒険』

    新山羊のダウジングはよく当たる。その噂を聞きつけたのか、羊はある日、ひとりの男子生徒に人探しを頼まれた。その内容は「自分を産んでくれた女性を探してほしい」というもの。振り子が示す方角――彼の母親のいる場所――を目指し、ふたりは短く不思議な旅を始める。