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銀の海 金の大地 6

2025年6月20日発売 銀の海 金の大地 6

波美王の手で攫われ、何者かに拘束された真秀。誰が、何のために自分を攫わせたのか。目的がわからぬまま必死に逃げ出そうとする真秀だったが、依頼主の妹・小由流とともに墳墓の中に閉じこめられてしまう。互いを励まし合いながら、少しずつ友情を育んでいく真秀と小由流。その背後では、佐保一族を利用しようとする大和豪族たちの駆け引きが激化していた――。

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解説担当者からの
メッセージ

  • 青山美智子

    不条理に屈することなく、
    全身全霊で愛する人を守り抜く。
    止まらない指でページをめくり、
    真秀と心を合わせるたびいつも思い出される。
    ああ、そうだった。
    私たちも皆、こんな強い力を自分の中に秘め、携えているのだと。
  • 嵯峨景子

    『古事記』を下敷きにした氷室冴子最後の長編小説は、禍々しくも魅惑的な古代ファンタジーの超名作。
  • 佐原ひかり

    幸福な没入感と手に汗握る臨場感。1ページ先も読めない展開。ぶつかり合う信念と誇り。宿命と憎しみに翻弄されるロマンス。そしてなにより、弱さにもがき、踏みつけられることに憤り、理不尽に真っ向から立ち向かっていくヒロイン。『銀の海 金の大地』は、私が少女小説に求めるものすべてが詰まった小説です。
  • 高瀬隼子

    真秀たちに、また出会え直せるなんて。
    十代だったあの頃、氷室冴子作品から受け取った勇気や愛、そしてかなしみや苦しみを自分の言葉で表現する力を、抱え、育てながら大人になりました。
    今、大人の心でもう一度『銀金』の世界を旅できること、本当に幸せに思います。
  • 平戸 萌

    胸のうちの勇気を恃みに、ひとりの人間として世界に足を踏み出していく真秀の姿。これほど鮮やかな成長の瞬間を、ほかに見たことがありません!
  • 町田そのこ

    こんなにも幸せを願った物語はない。
    銀金は私にとって、永遠の祈りです。
  • 夢枕 獏

    世間もぼくも、氷室冴子という作家がいたことを忘れたわけではない。
    忘れていないからこそ、今、ここにこのような冴子さんの本が、再刊されるわけである。

購入者限定
プレゼント

1 宝塚OGによる名シーン
朗読ムービーを限定公開!

  • 第1巻~第3巻愛希れいか(元・月組トップ娘役)
  • 第4巻~第6巻真彩希帆(元・雪組トップ娘役)
  • 第7巻~第9巻華 優希(元・花組トップ娘役)
  • 第10巻・第11巻真飛 聖(元・花組トップスター)

各巻の名シーンを、宝塚歌劇団OGの豪華キャストが朗読するスペシャルムービーを、購入者限定特設ページで公開。『銀の海 金の大地』を1冊購入するごとに、該当巻の朗読ムービーが視聴できます!

●閲覧方法

朗読ムービーは全11巻分を公開予定。『銀の海 金の大地』各巻オビの折り返しについている2次元コードを読み込むことで、特設ページより朗読ムービーを視聴できます。

●朗読ムービー公開期限:2026年11月末日

『銀の海 金の大地』
名シーン朗読ムービー<ダイジェスト>

■第1巻〜第3巻 愛希れいか

■第4巻〜第6巻 真彩希帆

2 飯田晴子イラスト
収録カレンダー

復刊版『銀の海 金の大地』カバーイラスト+描き下ろしイラストの入ったカレンダー(2026年4月はじまり)を、抽選で100名様にプレゼント! 1~11巻のオビについている応募券11枚を集めてください。応募方法は、後日当ページでご案内します。

●カレンダー応募期間:11巻発売日(2025年11月19日予定)〜2026年1月31日

⬅1~11巻オビの
応募券を集めて応募しよう!

あらすじ

舞台は古代日本――湖の国・淡海。
14歳の少女・真秀(まほ)は、
複雑な生い立ちのため人々から疎外されながらも、病で寝たきりの母・御影(みかげ)と、
目も耳も不自由だが不思議な霊力をもつ兄・真澄(ますみ)とともに気丈に生きていた。
ある日、真秀は母の病にきく薬をもらうため丹波行きの船に乗るのだが――

「古事記」を愛した氷室冴子が
全力をかけて綴った、
息もつかせぬ怒濤の物語を再び――!!

登場人物紹介

  • 真秀(まほ)

    霊力の伝わる一族・佐保(さほ)の王族の血筋でありながら、「滅びの子」として一族から忌まれ、息長(おきなが)の邑(むら)でよそ者として貧しく暮らす十四歳の少女。憎まれているはずの佐保彦(さほひこ)に救われたのは…。

  • 真澄(ますみ)

    真秀の兄。目も耳も口も使わぬ神々の愛児(まな)だが、真秀とは心の声で話すなど不思議な霊力(ちから)を持つ。耀目(かがめ)の術により小館(こたち)ごと炎にまかれるが、霊力をふりしぼって逆襲。耀目を死に追いやる。

  • 佐保彦(さほひこ)

    佐保の王子。客人として息長を訪れ、真秀たちと出会う。腹心の耀目に真秀兄妹の暗殺を命じるが、逆に耀目の死を招いてしまう。その臨終の際、真秀と真澄を自らの手で殺すと誓うが…。

  • 速穂児(はやほこ)

    佐保彦の伴人のひとり。御影と真澄を助けた美知主(みちのうし)に父を殺された。以後佐保彦と同じ乳人のもとで兄弟のように育てられた。佐保彦の身を守るのは自分だという強い自負を抱いている。

  • 月眉児(つきみこ)

    佐保彦の伴人・兄夏(えなつ)の妹。戦士のように凜々しい身なりをしている。耀目の死を知った佐保から、耀目のかわりに佐保彦を守る神人として遣わされた。人にまぼろしを見せる能力がある。

  • 波美王(はみおう)

    大王(おおきみ)にも他の豪族にも従わず、山から山へと流離(さすら)う波美(はみ)の一族の長。彼らは豪族の首長らと取引をして、窺見(うかみ)をしたり、暗殺を謀(はか)ったりする。再び真秀の前に姿を現した理由は…。

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書籍情報

  • 銀の海 金の大地 1
    銀の海 金の大地 1
  • 銀の海 金の大地 2
    銀の海 金の大地 2
  • 銀の海 金の大地 3
    銀の海 金の大地 3
  • 銀の海 金の大地 4
    銀の海 金の大地 4
  • 銀の海 金の大地 5
    銀の海 金の大地 5
  • 銀の海 金の大地 6
    銀の海 金の大地 6

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イベント情報

緊急開催!!
【「銀の海 金の大地」
復刊記念トークショー
~佐原ひかり&嵯峨景子の
「銀金愛」を語る夕べ~】
氷室冴子『銀の海 金の大地』を愛してやまない二人が語る「銀金愛」!
「銀金」のココが好き!について、熱く楽しく語り合います!

  • ●日時:
    2025年2月7日(金) 19時(18時半開場)
  • ●会場:
    ジュンク堂 池袋本店 イベントスペース
  • ●チケット
    • 1:書籍付きオンライン視聴チケット 1,540円
    • 2:ジュンク堂書店池袋本店会場参加チケット 2,000円
    • 3:オンライン視聴チケット 1,100円

    ※2のリアル観覧には、飯田晴子描き下ろしイラストカードのお土産つき!