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2025年2月19日発売 銀の海 金の大地 2

初潮を迎えた真秀は「月の忌屋」に籠められた。十日後、ようやく外界へ戻った真秀は、真若王や息長の男たちの邪な視線に晒されることに。真秀の危機を救おうとする真澄に、おそるべき霊力が目覚めるーー。そして佐保の若き王子・佐保彦は真秀を「滅びの子」と罵って。次々に真秀を襲う苛酷すぎる運命。氷室冴子が書く伝説の古代転生ファンタジー、怒濤の第2巻。

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解説担当者からの
メッセージ

  • 青山美智子

    不条理に屈することなく、
    全身全霊で愛する人を守り抜く。
    止まらない指でページをめくり、
    真秀と心を合わせるたびいつも思い出される。
    ああ、そうだった。
    私たちも皆、こんな強い力を自分の中に秘め、携えているのだと。
  • 嵯峨景子

    『古事記』を下敷きにした氷室冴子最後の長編小説は、禍々しくも魅惑的な古代ファンタジーの超名作。
  • 佐原ひかり

    幸福な没入感と手に汗握る臨場感。1ページ先も読めない展開。ぶつかり合う信念と誇り。宿命と憎しみに翻弄されるロマンス。そしてなにより、弱さにもがき、踏みつけられることに憤り、理不尽に真っ向から立ち向かっていくヒロイン。『銀の海 金の大地』は、私が少女小説に求めるものすべてが詰まった小説です。
  • 高瀬隼子

    真秀たちに、また出会え直せるなんて。
    十代だったあの頃、氷室冴子作品から受け取った勇気や愛、そしてかなしみや苦しみを自分の言葉で表現する力を、抱え、育てながら大人になりました。
    今、大人の心でもう一度『銀金』の世界を旅できること、本当に幸せに思います。
  • 平戸 萌

    胸のうちの勇気を恃みに、ひとりの人間として世界に足を踏み出していく真秀の姿。これほど鮮やかな成長の瞬間を、ほかに見たことがありません!
  • 町田そのこ

    こんなにも幸せを願った物語はない。
    銀金は私にとって、永遠の祈りです。
  • 夢枕 獏

    世間もぼくも、氷室冴子という作家がいたことを忘れたわけではない。
    忘れていないからこそ、今、ここにこのような冴子さんの本が、再刊されるわけである。

購入者限定
プレゼント

1 宝塚OGによる名シーン
朗読ムービーを限定公開!

  • 第1巻~第3巻愛希れいか(元・月組トップ娘役)
  • 第4巻~第6巻真彩希帆(元・雪組トップ娘役)
  • 第7巻~第9巻華 優希(元・花組トップ娘役)
  • 第10巻・第11巻真飛 聖(元・花組トップスター)

各巻の名シーンを、宝塚歌劇団OGの豪華キャストが朗読するスペシャルムービーを、購入者限定特設ページで公開。『銀の海 金の大地』を1冊購入するごとに、該当巻の朗読ムービーが視聴できます!

●閲覧方法

朗読ムービーは全11巻分を公開予定。『銀の海 金の大地』各巻オビの折り返しについている2次元コードを読み込むことで、特設ページより朗読ムービーを視聴できます。

●朗読ムービー公開期限:2026年11月末日

『銀の海 金の大地』
名シーン朗読ムービー<ダイジェスト>

2 飯田晴子イラスト
収録カレンダー

復刊版『銀の海 金の大地』カバーイラスト+描き下ろしイラストの入ったカレンダー(2026年4月はじまり)を、抽選で100名様にプレゼント! 1~11巻のオビについている応募券11枚を集めてください。応募方法は、後日当ページでご案内します。

●カレンダー応募期間:11巻発売日(2025年11月19日予定)〜2026年1月31日

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応募券を集めて応募しよう!

あらすじ

舞台は古代日本――湖の国・淡海。
14歳の少女・真秀(まほ)は、
複雑な生い立ちのため人々から疎外されながらも、病で寝たきりの母・御影(みかげ)と、
目も耳も不自由だが不思議な霊力をもつ兄・真澄(ますみ)とともに気丈に生きていた。
ある日、真秀は母の病にきく薬をもらうため丹波行きの船に乗るのだが――

「古事記」を愛した氷室冴子が
全力をかけて綴った、
息もつかせぬ怒濤の物語を再び――!!

登場人物紹介

  • 真秀(まほ)

    淡海(おうみ)の国・息長(おきなが)の邑(むら)に母と兄の3人で暮らす十四歳の少女。息長の一族ではなく、大豪族の首長(おびと)が奴婢(ぬひ)に生ませた子だという。そのため自分たちはヨソ者だという思いを強く抱いている。

  • 真澄(ますみ)

    真秀の兄。目も耳も口も使わぬ神々の愛児(まな)だが、不思議な霊力(ちから)を持ち真秀とは心の声で話すことができる。息長の邑の女たちに狙われるほど美しい容姿で、兄を汚されはしないかと真秀は案じている。

  • 御影(みかげ)

    真秀の母。真澄と同じ神々の愛児であるが、数年前から業病に侵されている。母のためになんとか薬を手に入れようと、真秀は真澄とともに慣れぬ海旅に出たのだが……。

  • 真若王(まわかおう)

    息長豪族の若き首長。その座についたばかりで、いささか奢(おご)りたかぶったようなところがある。真秀とは異母兄妹になり、時折「妹姫」と呼んでからかうが、本気で真秀を認めているわけではない。

  • 美知主(みちのうし)

    真若王の兄で丹波(たんば)の河上を治める。御影のために熊の血凝(ちごり)をくれるなど、気まぐれのようにみせながら真秀を大事に扱ってくれるが、そのくせ頼りきらせない冷たいところがあり、真秀を戸惑わせる。

  • 日子坐(ひこいます)

    ヤマト中央の大豪族・和邇(わに)族の首長で美知主・真若王の父。そして真秀と真澄の父でもある。だが真秀にとっては、自分たち母子を捨てた男という意識しかなく、その姿を見たこともない。

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書籍情報

  • 銀の海 金の大地 1
    銀の海 金の大地 1
  • 銀の海 金の大地 2
    銀の海 金の大地 2

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イベント情報

緊急開催!!
【「銀の海 金の大地」
復刊記念トークショー
~佐原ひかり&嵯峨景子の
「銀金愛」を語る夕べ~】
氷室冴子『銀の海 金の大地』を愛してやまない二人が語る「銀金愛」!
「銀金」のココが好き!について、熱く楽しく語り合います!

  • ●日時:
    2025年2月7日(金) 19時(18時半開場)
  • ●会場:
    ジュンク堂 池袋本店 イベントスペース
  • ●チケット
    • 1:書籍付きオンライン視聴チケット 1,540円
    • 2:ジュンク堂書店池袋本店会場参加チケット 2,000円
    • 3:オンライン視聴チケット 1,100円

    ※2のリアル観覧には、飯田晴子描き下ろしイラストカードのお土産つき!