拡大

書籍

竜と聖騎士の真実、王族の謎、歴史の闇…。自由を求めた少女は、何者となるか。

竜愛づる騎士の誓約(下)

  • 720円+税
  • 2022年11月18日発売

神歴九九六年六月二十一日。
ルトゥエル王国の王女・マルギットを擁立するラグダ王国軍は、春陽湾に向けて船を出した。

謀反の罪を着せられた王女マルギットと主従の誓いを交わし、ラグダ王国へと落ち延びていたセシリア。マルギットと共にラグダ王国を苦しめていた悪竜を送ることに成功し、運命は上向いてきたように思われた。しかしラグダ国のダビド王子は、婚約者であるマルギットを疎むようになっていた。そしてルトゥエル王国では、ウイルズ王が七社家に宣戦布告して……?

シリーズ既刊情報

竜愛づる騎士の誓約シリーズ

騎士には及ばず、魔道士とも認められないセシリアは、それでも王佐の騎士となることを目指していた。学院を卒業して幼馴染と婚約し、故郷から生涯出られなくなる、定められた未来への猶予を得るために。そんな折、王女が学院を訪れ儀典の衛士を選ぶことになり…? 竜を御す王、竜を葬る騎士。ふたつの稀種が治める王国で、竜に魅せられた少女は歴史に隠された闇を知る!

著者プロフィール

喜咲 冬子(きさき とうこ)

函館生まれ、札幌在住。第3回富士見ラノベ文芸大賞審査員特別賞受賞。2019年ノベル大賞佳作受賞。著書に『流転の貴妃 或いは塞外の女王』(集英社オレンジ文庫)、富士見L文庫『黎明国花伝』『華仙公主夜話』『御苑筆姫物語』などがある。

この作品をシェアする

喜咲 冬子