拡大

書籍

運命の輪が残酷にも回り出してーー怒涛の展開へーー!

氷室冴子セレクション 

銀の海 金の大地 2

  • 700円+税
  • 2025年2月19日発売

忌屋を囲む木々が、風をうけてざわめく気配がする。

初潮を迎えた真秀は「月の忌屋」に籠められた。十日後、ようやく外界へ戻った真秀は、真若王や息長の男たちの邪な視線に晒されることに。真秀の危機を救おうとする真澄に、おそるべき霊力が目覚めるーー。そして佐保の若き王子・佐保彦は真秀を「滅びの子」と罵って。次々に真秀を襲う苛酷すぎる運命。氷室冴子が書く伝説の古代転生ファンタジー、怒濤の第2巻。

シリーズ既刊情報

銀の海 金の大地シリーズ

舞台は古代日本――湖の国・淡海。14歳の少女・真秀(まほ)は、複雑な生い立ちのため人々から疎外されながらも、病で寝たきりの母・御影(みかげ)と、目も耳も不自由だが不思議な霊力をもつ兄・真澄(ますみ)とともに気丈に生きていた。ある日、真秀は母の病にきく薬をもらうため丹波行きの船に乗るのだが。「古事記」を愛した氷室冴子が手加減なしで書いた、超弩級のエンターテインメント小説!

著者プロフィール

氷室 冴子(ひむろさえこ)

'57年北海道岩見沢市生れ。'77年『さようならアルルカン』で第10回小説ジュニア青春小説新人賞佳作を受賞、作家デビュー。80年代から90年代にかけコバルト文庫の看板作家として活躍、一時代を築き上げる。代表作に『なんて素敵にジャパネスク』、『クララ白書』、『雑居時代』、『なぎさボーイ』、『海がきこえる』など多数。2008年死去。

この作品をシェアする

氷室 冴子