これまでの受賞作品
2022年受賞作品
大賞
早乙女さん、特務です森かおる 改め 森ノ薫(神奈川県)
(改稿、改題し『このビル、空きはありません!オフィス仲介戦線、異常あり』として集英社オレンジ文庫より刊行)
- 受賞の言葉
- この度は身に余る賞をいただきありがとうございます。
選考に関わってくださった皆様に心より感謝申し上げます。
まだまだ、小説の中でチャレンジしたいことがたくさんあります。
書きたい衝動に、自分の未熟な筆力が追いつくのか不安ではありますが、振り落とされないよう、頑張っていきたいと思います。 - プロフィール
- 神奈川県在住。川の近くで暮らしています。
どれだけ暑くても夏が好きなので、毎年お盆を過ぎたあたりから寂しさとたたかっています。
準大賞
該当作なし
佳作
該当作なし
カズレーザー賞
『双蛇に嫁す』氏家仮名子(千葉県)
- 受賞の言葉
- まずは選んでくださった方に、心より感謝を申し上げます。
多くの方に自分の作品を読んでいただく機会を得たことは、望外の喜びです。少しでも長く書き続けることができるよう、精進いたします。
夢のない子供でした。「将来は何になりたい?」という問いにいつも答えることができませんでした。
今にして思えば、夢がないというより、それを口にすることが怖かったのだと思います。「夢を叶えられなかった自分」になることが怖かった。
こうしてスタート地点に立って、情けなくもようやく言うことができます。
私は、小説家になりたかった。 - プロフィール
- 千葉の海がない部分に、猫二匹と暮らしています。
審査員講評
- 三浦しをん
- 小説には、小説に適した手法と論理性が要求される。
- 今野緒雪
- 本筋にあまり関わらない場面は、コンパクトにまとめたり思い切ってカットする勇気も必要です。
- 吉田玲子
- 思いついたことを徹底的に利用して、作品の特徴や個性を生み出してください。
- 似鳥鶏
- 「作家」である以上、社会的テーマについては普通の人より深く考えていなければなりません。
ゲスト審査員より
- カズレーザー(メイプル超合金)
- 全頁が私の好みと噛み合いすぎて、一文一文が私の琴線をかき鳴らしまくりでした。