新刊情報

新刊発売情報! 11月刊発売中!

11月20日(金)新刊4冊が発売になりました!
各書籍のページで試し読みもご覧いただけます。ぜひご覧ください。

小田 菜摘『平安あや解き草紙 ~その姫、後宮にて宿敵を得る~』
皇統の奪還をもくろむ嵩那の叔母・入道の女宮の策略で、伊子と嵩那の関係が父顕充の知るところになった。伊子の懸念はそれだけはなく……。時は師走。大晦日から正月にかけて目白押しの儀式に伊子たちが忙殺されるなか、女宮が参内するという。警戒する伊子の目の前で、若き帝の皇統の不当を糾弾する声が家臣から上がり、くすぶっていた先帝への不満が爆発した――。

水守 糸子『乙女椿と横濱オペラ』
さまよう女学生の亡霊、古き狗神の祟り、神隠しを起こす男爵屋敷の椿。日常のあいまに「怪異」はふいに顔をのぞかせる。――時は明治末期、異国にひらかれた港町・横濱。女学生の紅は「まことの恋」を夢見つつ、父が貸す長屋に住まう青年絵師・草介の世話をあれこれと焼く日々。草介は幼い頃にあった神隠しのせいで怪異が見えるというが、絵師としてはてんでうだつがあがらない。そんなある日、紅の許婚だった青年・誠一郎が突如、姿を消してしまう。街の人々が噂するには、誠一郎が庭師として出入りしていた屋敷の古椿の「神隠し」にあったという。紅は誠一郎を探しだすために、草介に相談をもちかけるのだが……? 新しき世と古き世の名残が交錯する明治横濱を舞台にした、活発女学生とひねくれ絵師の、恋と怪異の《オペラ》が開幕!

喜咲 冬子『星辰の裔』
男神と女神によって作られたという神話のある、広大な十津島。薬師だった父の志を継ぎ、自身も薬師となった少女アサは、女の身では危険も多く侮られるため、いつもは男装していた。アサは父の遺言に従い、島の北側にある、先進知識が集まるという町を目指して旅をしていた。ところが旅の途中、大陸からの侵略者である馬賊に捕らえられ、奴婢とされてしまい……?

山口 幸三郎『君を忘れる朝がくる。 五人の宿泊客と無愛想な支配人』
とある避暑地の林を抜けた先、花々が咲きみだれる湖のほとりにひっそり佇む瀟洒なペンション「レテ」。そこには不思議な部屋があり、一晩眠ると消し去りたいと願う記憶があとかたもなくなくなるという。料理上手だが寡黙な支配人の遠野愛文、しっかり者の少女・多希、常連客で女流ミステリー作家・丸川千歳の前に、ワケあり顔の宿泊者が今日もまたひとり現れて……!?

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