聖女失格

百年に一度、滅びの未来を回避するために行われる皇帝選。そこでは数多の候補が聖女と誓約し、皇帝の座を競う。初代聖女の末裔ながら、何の能力も持たないシルヴィアは、家族のみならず領民からも虐げられていた。聖誕を祝う夜、聖女の資格はないはずなのに、聖痕を発現させたシルヴィアは密かに家を飛び出した。そして、運命と呼ぶべき出会いを果たすけれど…?