オレンジ文庫

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kumohawaki

甲子園を目指す者すべてに贈る、青春賛歌。

雲は湧き、光あふれて

  • 著者 須賀 しのぶ
  • 装画 河原 和音
  • 本体540円+税

2015年7月17日発売

スパイクの紐を結びなおす。 かたく結び終えたところで、ベンチの中で歓声が弾けた。顔をあげてグラウンドに目を向ければ、打席にいた高村が一塁にむかって走っていく姿が見える。

超高校級スラッガーの益岡が最後の甲子園を前に腰を故障した。監督は益岡を代打で起用し、さらに補欠の俺を益岡専用の代走(ピンチランナー)としてベンチ入りさせると言うのだ。そんな理由で数少ない選手枠を奪っていいのか?益岡との関係もギクシャクする中、ついに地方大会が始まって…。友情、嫉妬、ライバル心、そして一体感。少年たちの熱い夏を描いた涙と感動の高校野球小説集

須賀 しのぶすが しのぶ

上智大学文学部史学科卒業。『惑星童話』で1994年上期ノベル大賞受賞。『芙蓉千里』で第12回センス・オブ・ジェンダー賞受賞。主な著作に『流血女神伝』(集英社)、『ゲームセットにはまだ早い』(幻冬舎)、『紺碧の果てを見よ』『神の棘』(新潮社)、『革命前夜』(文藝春秋)などがある。