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書籍

まばゆいほどにきらめいていた、あの夏。

夏は終わらない

雲は湧き、光あふれて

  • 540円+税
  • 2017年7月20日発売

目がかすむ。
荒々しく脈打つ心臓と、自分の呼吸がうるさい。おかげでそれ以外の音が聞こえない。

弱小野球部の三ツ木高校は、エース月谷と主将笛吹のもとで確実に実力をつけていった。急成長を遂げるチームの中、捕手の鈴江は月谷の投球に追いつけず苦しむ。一方、ライバル東明学園の木暮も、思わぬ乱調でエースナンバーを剥奪される危機に。それぞれが悩みと熱い想いを胸に秘め、最後の甲子園へ向けて走り出す!! 感動の高校野球小説、クライマックス!

シリーズ既刊情報

雲は湧き、光あふれて

雲は湧き、光あふれてシリーズ

感動の高校野球小説! 友情、嫉妬、ライバル心、そして一体感。少年たちの熱い夏を描いた涙と感動の高校野球小説集。 超高校級スラッガーの益岡が最後の甲子園を前に腰を故障した。監督は益岡を代打で起用し、さらに補欠の俺を益岡専用の代走(ピンチランナー)としてベンチ入りさせると言うのだ。そんな理由で数少ない選手枠を奪っていいのか? 益岡との関係もギクシャクする中、ついに地方大会が始まって…。 (著者:須賀しのぶ)

著者プロフィール

須賀 しのぶ(すが しのぶ)

上智大学文学部史学科卒業。『惑星童話』で1994年上期ノベル大賞受賞。『芙蓉千里』で第12回センス・オブ・ジェンダー賞受賞。主な著作に『流血女神伝』(集英社)、『ゲームセットにはまだ早い』(幻冬舎)、『紺碧の果てを見よ』『神の棘』(新潮社)、『革命前夜』(文藝春秋)などがある。

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須賀 しのぶ