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書籍

誰も知らない過去と罪。

魔法使いのお留守番

シロガネ編

  • 900円+税
  • 2025年8月20日発売

その谷間を訪れるならば、夕暮れ時がいい。

希代の天才魔法使いと謳われながら、世界から魔法をなくす方法を探すシロガネは、原初の魔法についての記述があるとされる『緑玉碑文』の存在を知る。西の魔法使いの若き弟子・アンナは、碑文の写本を求めて周囲を嗅ぎまわるシロガネに警戒心を抱くが、とある出来事をきっかけに惹かれてもいき……。シロガネが世界各地を旅し、終島に至るまでを描く過去編。

シリーズ既刊情報

魔法使いのお留守番シリーズ

世界の果てにある"終島"には、不老不死を手に入れた大魔法使いシロガネが暮らしているという――。永遠の命を求め、世界中の人々が島へと向かったが、誰一人として叶うことはなかった。シロガネの留守を預かる竜のクロと青銅人形のアオは、訪問者を追い払いつつ穏やかな日々を過ごしていたが、ある日衰弱した少年を乗せた小舟が浜辺に漂着しているのを見つけ……。

著者プロフィール

白洲 梓(しらす あずさ)

宮城県出身、東京都在住。B型。『最後の王妃』で2015年ノベル大賞受賞。受賞作以外に『暁の王女』『煌翼の姫君』(ともにコバルト文庫)、『威風堂々惡女』『魔法使いのお留守番』シリーズなどがある。

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白洲 梓