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書籍

デビュー作にして名作、待望の復刊!

最後の王妃

  • 650円+税
  • 2024年6月20日発売

ルクレツィアは、美しい娘というわけではなかった。

アウガルテン王国の貴族令嬢ルクレツィアは、皇太子との定められた結婚のため、幼少から徹底した王妃教育を受けてきた。しかし夫シメオンは彼女に指一本触れず、自身が寵愛する下働きの娘マリーを側室に迎える。マリーが懐妊し、王妃になるためだけに生きてきたルクレツィアは王宮での居場所も、生きる意味をも失ってしまうが、隣国の侵攻を受け王国は敢えなく陥落し……。デビュー作にして名作、待望の復刊新装版!

著者プロフィール

白洲 梓(しらす あずさ)

宮城県出身、東京都在住。B型。『最後の王妃』で2015年ノベル大賞受賞。受賞作以外に『暁の王女』『煌翼の姫君』(ともにコバルト文庫)、『九十九館で真夜中のお茶会を』『威風堂々惡女』シリーズ『言霊使いはガールズトークがしたい』(集英社オレンジ文庫)がある。

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白洲 梓