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書籍

愛と欲望渦巻く後宮で、生き抜いた女性たち。

後宮染華伝

黒の罪妃と紫の寵妃

  • 620円+税
  • 2020年6月19日発売

「皇貴妃さま、瑶扇宮で騒ぎが起こりました」

栄華を極める凱帝国に新たな皇貴妃が誕生した。名は李紫蓮。そのつとめは偽りの寵妃として後宮を統治すること。職務上の夫でしかない皇帝・高隆青にはかつて深く愛した妃がいた。かの女は大罪を犯して冷宮送りになったが、いまだに天子の心をとらえて離さない。絢爛たる皇宮の奥深くで妃たちの野心と嫉妬が交錯し、寵愛は流転する。すべては後宮が見せる泡沫の夢…。

シリーズ既刊情報

後宮史華伝シリーズ

一冊で楽しむ「中華寵愛史伝」×シリーズで読む「凱王朝盛衰史」。
『後宮史華伝』は一冊完結の連作シリーズで、架空の中華王朝「凱」の皇室に連なるさまざまな貴人美姫たちによる華麗な恋愛模様が綴られ、巻数を気にせず好きな一冊を読める。
各巻のヒロインは「染め物」「茶」など、それぞれ異なる特技があり、それを武器にさまざまな事件を解決していく「後宮ミステリー」の一面も。
さらに、シリーズを通して読むと、中華王朝『凱』の盛衰史として骨太で重厚な歴史大河ロマンを楽しめる。

著者プロフィール

はるおか りの(はるおか りの)

熊本県出身。「三千寵愛在一身」で2010年度ロマン大賞を受賞し、同作でデビュー。おもな著作に、凱帝国を舞台に送る中華寵愛史伝「後宮史華伝」シリーズ(集英社オレンジ文庫、コバルト文庫)のほか、「九天に鹿を殺す」(集英社オレンジ文庫)、「ユーレイギフト」(集英社オレンジ文庫、陽丘莉乃名義)、「廃妃は再び玉座に昇る」(小学館文庫)、「覇王の後宮」(ポプラ文庫ピュアフル)などがある。

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はるおか りの