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書籍

掴むのは栄光の玉座か、惨めな死か。

九天に鹿を殺す

煋王朝八皇子奇計

  • 620円+税
  • 2020年8月20日発売

雪まじりの風がうらさびしげに咆哮する。

中原の覇者・煋王朝では、皇帝の崩御とともに、次代の玉座を巡り八人の皇子が争う「九天逐鹿」が幕を開ける。審判役である女帝の勅命のもと、蠱鬼を狩り、兄弟を陥れて、至尊の位にたどり着くのはただ一人。卑劣な奸計が蠢き、情を断ち切れぬ者から滅びていく。凄惨な戦いを潜り抜け、最後に笑うのは果たして誰なのか――。圧倒的な世界観で綴る、中華謀略譚。

著者プロフィール

はるおか りの(はるおか りの)

熊本県出身。「三千寵愛在一身」で2010年度ロマン大賞を受賞し、同作でデビュー。おもな著作に、凱帝国を舞台に送る中華寵愛史伝「後宮史華伝」シリーズ(集英社オレンジ文庫、コバルト文庫)のほか、「九天に鹿を殺す」(集英社オレンジ文庫)、「ユーレイギフト」(集英社オレンジ文庫、陽丘莉乃名義)、「廃妃は再び玉座に昇る」(小学館文庫)、「覇王の後宮」(ポプラ文庫ピュアフル)などがある。

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はるおか りの