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書籍

わたくしの花嫁衣装は、怨みの色に染まっている。

後宮彩華伝

復讐の寵姫と皇子たちの謀略戦

  • 900円+税
  • 2025年4月17日発売

京師・煌京一の色町、曲酔。夜闇をあでやかに彩る紅灯の巷にも朝はやってくる。

残忍非道な暴君と化した嘉明帝が虐政をしく凱王朝。父譲りの画才を持つ妓女・柳碧蘭は第八皇子・高才堅と身分違いの恋に落ち、妃として彼に嫁ぐ。あたかも恋愛劇の大団円に見えたこの婚姻だが、二人の胸で燃えるのは甘い愛ではなく激しい復讐心だった。互いを利用し合う碧蘭と才堅は仲睦まじい夫婦を装いつつ、共通の敵である皇帝を倒すため手を結び――!?    

シリーズ既刊情報

後宮史華伝シリーズ

一冊で楽しむ「中華寵愛史伝」×シリーズで読む「凱王朝盛衰史」。
『後宮史華伝』は一冊完結の連作シリーズで、架空の中華王朝「凱」の皇室に連なるさまざまな貴人美姫たちによる華麗な恋愛模様が綴られ、巻数を気にせず好きな一冊を読める。
各巻のヒロインは「染め物」「茶」など、それぞれ異なる特技があり、それを武器にさまざまな事件を解決していく「後宮ミステリー」の一面も。
さらに、シリーズを通して読むと、中華王朝『凱』の盛衰史として骨太で重厚な歴史大河ロマンを楽しめる。

著者プロフィール

はるおか りの(はるおか りの)

熊本県出身。「三千寵愛在一身」で2010年度ロマン大賞を受賞し、同作でデビュー。おもな著作に、凱帝国を舞台に送る中華寵愛史伝「後宮史華伝」シリーズ(集英社オレンジ文庫、コバルト文庫)のほか、「九天に鹿を殺す」(集英社オレンジ文庫)、「ユーレイギフト」(集英社オレンジ文庫、陽丘莉乃名義)、「廃妃は再び玉座に昇る」(小学館文庫)、「覇王の後宮」(ポプラ文庫ピュアフル)などがある。

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はるおか りの