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書籍

「私が絶対に、守る。お母様も、丹子も――皆を」

威風堂々惡女 6

  • 620円+税
  • 2021年5月20日発売

目が覚めるより先に、焦げ臭い匂いが鼻を掠めた。

謀略に破れ流罪に処された雪媛は、もともとは未来で死んだ玉瑛という名の奴婢の少女だった。自身が過去に生きた“雪媛”という人物になっていると知った玉瑛の混乱は激しく、当初は食事すらままならないものだった。心に傷を負う奴婢でしかなかった少女が、どうして稀代の惡女になれたのか。いかに決意したのか。絶望的状況から立ち上がる“雪媛”はじまりの物語!

シリーズ既刊情報

201810威風堂々惡女

威風堂々惡女シリーズ

瑞燕国で最下層とされる尹族の少女・玉瑛は、皇帝の「尹族国外追放」の勅命により、下女として働いていた貴族の屋敷を追われた。山中を彷徨う玉瑛は追いついた騎兵に斬られ、尹族差別の元凶となった皇帝の側室・柳雪媛への恨みを胸に意識を失ってしまう。歴史を塗り替える、激動の逆行転生伝!(著者:白洲梓)

著者プロフィール

白洲 梓(しらす あずさ)

宮城県出身、東京都在住。B型。『最後の王妃』で2015年ノベル大賞受賞。受賞作以外に『暁の王女』『煌翼の姫君』(ともにコバルト文庫)、『九十九館で真夜中のお茶会を』『威風堂々惡女』シリーズ『言霊使いはガールズトークがしたい』(集英社オレンジ文庫)がある。

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白洲 梓