拡大

書籍

強くないから、僕は凪でいるしかないーー。

神童マノリト、お前は廃墟に座する常春の王

  • 680円+税
  • 2022年1月20日発売

玉座の座り心地はどうだ? 堅く、冷たく、息苦しいか?

イルバス国史上初の女性王杖に就任したエスメは、修業のため常春の国・ニカヤを訪れる。王の後見人を務めるベアトリス女王のもと、言葉を失った幼き王の心を溶かすべく奮闘するが……。一方、反イルバスの気運が高まる裏側に、歴史から消えた王位継承者率いる謎の組織〈赤の王冠〉の存在を掴んだギャレット。その頃、イルバス国内ではそれぞれの王に魔の手が迫る!

シリーズ既刊情報

廃墟の片隅で春の詩を歌えシリーズ

王族による共同統治が行われる国イルバス。王女ベアトリスは王宮を離れ、辺境で工業生産に明け暮れていた。尊大な兄アルバートと狡猾な弟サミュエルに挟まれ、二人の対立を回避するために引きこもっていたのだ。だが周辺国の情勢が悪化し、ベアトリスは政治的決断を迫られる。彼女の手には、賢帝と名高い祖母から受け継いだとある「切り札」が握られていた……。

著者プロフィール

仲村 つばき(なかむらつばき)

6月27日生まれ。東京都出身、埼玉県在住。2012年、第14回エンターブレインえんため大賞ガールズノベルズ部門特別賞受賞。主な著作に、イルバス王国を舞台にしたヒストリカルファンタジー『廃墟』シリーズのほか、『ひみつの小説家』シリーズ、『男装令嬢のクローゼット』(共にコバルト文庫)、『ジギタリスの女王に忠誠を』(富士見L文庫)など著書多数。

この作品をシェアする

仲村 つばき