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書籍

あなたのために、運命さえ変えてみせる。

神招きの庭 2

五色の矢は嵐つらぬく

  • 620円+税
  • 2020年10月21日発売

兜坂国に新たな王太子――春宮が立ったのは、うららかな春の初めだった。

兜坂国では神々は実体を持ち、人の営みに介入する。神命に逆らう力を持つ綾芽は、滅国の危機を救ったため春宮(東宮)の二藍の妃に取り立てられた。二藍は、人と神の性質を持ち心術を操る“神ゆらぎ”。綾芽は、二藍を人に戻す方法を探していた。そんなとき、隣の大国・玉央の神が兜坂国に凶作をもたらす神命を下す。災厄を回避するために綾芽と二藍が講じた策は……。

シリーズ既刊情報

神招きの庭シリーズ

兜坂国の斎庭(後宮)は、神を招き、もてなす場。実体を持つ神々は豊穣と繁栄を招く反面、ひとたび荒ぶれば恐ろしい災厄を国にもたらす。地方の郡領の娘・綾芽は、親友の死の真相を探るため上京した。そこで偶然、荒ぶる女神を鎮めてみせた綾芽は、王弟の二藍に斎庭の女官として取り立てられる。だが、それは国の存亡を揺るがす事件の幕開けに過ぎなかった……。

著者プロフィール

奥乃 桜子(おくの さくらこ)

群馬県出身、富山県在住。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、「あやしバイオリン工房へようこそ」で2017年ノベル大賞佳作受賞、同作で文庫デビュー。おもな著作に『上毛化学工業メロン課』『それってパクリじゃないですか?』(集英社オレンジ文庫)『身代わり姫と呪われし賢者』(コバルト文庫)など。

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奥乃 桜子