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心の奥の箱――それは、ささやかな秘密を集めた宝箱。

下鴨アンティーク

アリスの宝箱

  • 590円+税
  • 2018年5月18日発売

葉には血が通っている気がする、と木々を見あげて幸は思う。

初夏を迎えた京都、下鴨。糺の森で、若いころ求婚の返事が聞けないまま婚約者を亡くした、と語る老人に出会った幸。(鶯の落し文)「香水瓶を返して」という女性が訪ねてきた日から、身辺に彼女の幻影を見るようになった春野。彼女の正体は……。(青時雨の客人)ほか、全六編収録。時代を超えて受け継がれる、古い物たち。そこに宿る想いを見届ける、シリーズ最終巻。

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著者プロフィール

白川 紺子

しらかわ こうこ

三重県出身。同志社大学文学部。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞。『下鴨アンティーク』『契約結婚はじめました。』シリーズ、『後宮の烏』(集英社オレンジ文庫)、『ブライディ家の押しかけ花婿』『夜葬師と霧の侯爵』(コバルト文庫)などの著書がある。

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