新刊情報

新刊発売情報!8月刊発売中!

8月20日(水)新刊7冊が発売になりました!
各書籍のページで試し読みもご覧いただけます。ぜひご覧ください。

白洲 梓 『魔法使いのお留守番 シロガネ編』
希代の天才魔法使いと謳われながら、世界から魔法をなくす方法を探すシロガネは、原初の魔法についての記述があるとされる『緑玉碑文』の存在を知る。西の魔法使いの若き弟子・アンナは、碑文の写本を求めて周囲を嗅ぎまわるシロガネに警戒心を抱くが、とある出来事をきっかけに惹かれてもいき……。シロガネが世界各地を旅し、終島に至るまでを描く過去編。

喜咲 冬子『冥官の愛妻 怪談寺のおくりびと』
薬種問屋の第六夫人という縁談から逃れるため億葉寺に就職した莉々。だが億葉寺は冥府に繋がっており、この世をさまよう死者〝遊鬼〟が集まっていた。偶然にも遊鬼を冥府に送ることに成功した莉々は、住職の志偉とともに遊鬼絡みの事件に巻き込まれていくのだが、行く先々でなぜか夫婦と誤解され? そんななか、莉々は冥府の住人とある契約を結んでしまう……。

櫻井 千姫『九十九里浜の海食堂 かもめ亭』
千葉九十九里浜の海鮮食堂「かもめ亭」は、今日も地元で愛されながら営業中。約束の焼きはまぐり、友情の海鮮丼、仲直りのいわしハンバーグ…。青くて広い海を眺めながら食べる絶品料理が、“おいしい”であなたの悩みを元気づけます! いつも明るい店員の菊川さんにも、この店で働く事情があって…? 忙しい毎日から一歩離れて日常を見つめ直す、6つの再生物語。

桑原 水菜『荒野は群青に染まりて 暁闇編』
1945年。日本は太平洋戦争に敗れ、群青は母と引揚船に乗った。だが船中で母とはぐれた直後、群青は何かが海に落ちる音を聞く。その場にいたのは赤城という男。さらに謎の男が現れ、「赤城が母親を突き落とした」と告げた。疑惑を拭えぬまま、群青は赤城と焼野原の東京で生きることになる。ともに困難に立ち向かううち、赤城はかけがえのない存在となるが……?

栢山 シキ 『いろはに狼 猫と鬼と勝烏』
時は大正。鬼籠野いろはは、女学生ともうひとつの顔がある。帝都を騒がせる妖怪を捕縛する組織“勝烏”の一員なのだ。相棒である人狼ロウと仕事の報告に本部を訪れると、老舗仏具店ミツクラ店主の屋敷で起きている怪異を解決するよう命じられた。しかし店主の満倉倫史はいろはを頭ごなしに怒鳴りつけ、怪異の詳細を説明してくれない。息子の享史も様子がおかしくて?

壁 伸一『あなたの呪い、肩代わりします。』
黒い子供達が現れる“聞き耳”という呪いを検証していたブロガー“杏”が失踪した。SNSに「子供が」というひと言を残して。他人の呪いを自分へと移し替えて肩代わりする夏目天寿のもとに、成島優子という配信者がやってきた。彼女は杏の友人で、自分も子供を見てしまったので、呪いを解いてほしいと言うのだが…? 第8回ジャンプホラー小説大賞銀賞受賞作!

氷室 冴子『氷室冴子セレクション 銀の海 金の大地 8』
真澄に続き、真秀までもが強大な霊力に目覚めてしまった。美知主は、佐保の一族を取り込むべく、佐保彦にある「交渉」を持ち掛ける。脅しにも似たその言葉に佐保彦は何と答えるのか? 一方、大和国中では、伊久米の大王に嫁いだ美知主の大姫・氷葉洲姫が、大王の子を身籠もりつつ悶々とした日々を過ごしていた――加速する運命は真秀をどこへ向かわせるのか…!?