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書籍

混沌の時代を生き抜いた男達の、反骨と絆の物語。

荒野は群青に染まりて

暁闇編

  • 750円+税
  • 2025年8月20日発売

この景色を目に焼き付けておくのよ、群青。

1945年。日本は太平洋戦争に敗れ、群青は母と引揚船に乗った。だが船中で母とはぐれた直後、群青は何かが海に落ちる音を聞く。その場にいたのは赤城という男。さらに謎の男が現れ、「赤城が母親を突き落とした」と告げた。疑惑を拭えぬまま、群青は赤城と焼野原の東京で生きることになる。ともに困難に立ち向かううち、赤城はかけがえのない存在となるが……?

著者プロフィール

桑原 水菜(くわばら みずな)

9月23日千葉県生まれ。中央大学文学部史学科卒業。1989年下期コバルト読者大賞受賞。「炎の蜃気楼」シリーズ、「赤の神紋」シリーズ、「シュバルツ・ヘルツ――黒い心臓」シリーズ(コバルト文庫)、『カサンドラ』「遺跡発掘師は笑わない」シリーズ(角川文庫)他、著書多数。

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桑原 水菜