新刊発売情報!5月刊発売中!
5月19日(月)新刊7冊が発売になりました!
各書籍のページで試し読みもご覧いただけます。ぜひご覧ください。
※『映画ノベライズ 岸辺露伴は動かない 懺悔室』は5月23日(金)発売となります。
辻村 七子『京都骨董かげろう堂』
デイケアセンターで働く白澤容は、施設利用者の老人・晴田に単発アルバイトとして、車での送迎を頼まれた。目的地はカルチャーセンターで、「中国骨董の世界・入門編」という講座が開催されるようだ。講師の名前は黒岩。わけあって骨董の世界を離れた白澤容と、異例の若さで骨董店「かげろう堂」を営む青年・黒岩鼎。ふたりが出会う、骨董をめぐる人間模様とは…?
小田 菜摘『掌侍・大江荇子の宮中事件簿 七』
右大臣の子息・藤原祐実が参内することになり、上昇志向が強い美貌の伊予命婦を筆頭に宮中は色めき立つ。ところが秀才と名高い祐実は思いのほか堅物で、中流貴族の一官吏にすぎない征礼に教えを請う。だが征礼には祐実に教えられない事情があった。「江内侍なら公卿の方々でも十分に狙えますよ」征礼を軽んじる伊予に気分を害した荇子は、一計を案じるが……?
相川 真『京都御幸町トワイライト 星の試着室』
この春、大手アパレル企業に就職した良子。おしゃれに疎くても大丈夫な事務職を志望したはずなのに、突然命じられたのはセレクトショップ『トワイライト』での接客業務——⁉ 初日から個性豊かなスタッフに囲まれてあたふたする良子だったが、孤高のカリスマ店長・葉山が抱える過去や、謎の「星空の刺繍」に隠された秘密を知るうちに、少しずつ心を動かされて……。
ゆきた 志旗『亡き王女のオペラシオン 1』
18世紀末、フランス。乳飲み子を抱いた王妃マリー・アントワネットに女占い師はこう告げる。「その御子をお育てになってはなりません」と。そしてこうも言う。「王家は破滅する。陛下の御子で生き残るのはお一人だけ」と・・・!出自を隠して育ったソフィーは、いかにして残酷な運命から逃れ、いかにして民衆を熱狂させるに至ったか?革命に翻弄された少女の一代記ーー!
ゆうき りん『大江戸恋情本繁昌記 巻ノ弐 ~蔦重と意地の本~』
令和の若手女性編集者・小桜天は、飛ばされた江戸時代でも生きるために本を作った。その本は大ヒットし、歌舞伎化の話が舞い込む。一方、花見の席で葛飾北斎が蔦屋重三郎を見たと言い出し、お抱えの戯作者は男色物−−BLを書きたいと申し出る。江戸のメディアミックスとBL本、そしてとっくに死んだはずの蔦重。果たして、その行方は−−。
村崎 なつ生『片付かないふたり』
片付けコンサル会社で働く鷲澤憂は、選ぶことが苦手な性格で周りに合わせてばかり。“無駄なく効率よく生きる”が信条の上司・奈々さんに心酔するあまり“無駄”な家具も恋人も捨てたが、ある朝目覚めると部屋に見知らぬ青年・すずりがいた。すずりに「おれを片付けて」と依頼された憂は……。友人でも恋人でもない男女の奇妙な同棲生活を、繊細な筆致で描くデビュー作。
氷室 冴子『氷室冴子セレクション 銀の海 金の大地 5』
燿目が死んだ。真澄の霊力をその身に受けて。苦しむ真秀に近づいてきたのは、新たな佐保彦の伴人・月眉児だった。彼女の優しい言葉に真秀が心を開こうとした時、その策謀を見破ったのは、波美王だった。真秀を救ったかと思われた波美王だが、突然真秀を息長から連れ去ってしまう。真秀が誘拐されたと知った美知主らは、水面下で新たな駆け引きを始めて――!?