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書籍

「もぐもぐ」して「もふもふ」な毎日……!

ハケン飯友

僕と猫の、食べて喋って笑う日々

  • 580円+税
  • 2021年11月19日発売

「よっ……と」
 慎重にフライ返しを差し入れ、ホットプレートでジワジワと焼けていく生地を一枚、また一枚と引っ繰り返す。

茶房「山猫軒」の雇われ店長である坂井のごはん友達、猫はとても愉快な青年だ。夜な夜なごはんの時間にやってくる彼は、美味しいものが大好き。動きは猫のようだし、喋り方もどこか時代がかっている、そんな彼の正体は実は神社の猫。坂井が以前働いていた会社の社長が夜逃げをし失業した時に、「仕事が見つかりますように。そして、ごはんを一緒に食べる気楽な友達ができますように」と神社でお参りしたところ、神さまからハケンされてきた青年の正体が、実は猫なのだ。そんな気のおけない友人「猫」と、「山猫軒」のオーナー沖守さん、そして宮司でパン屋・猪田と坂井の、美味しくて、ほっとできて、思わず笑ってしまう春夏秋冬…!

シリーズ既刊情報

201901月刊ハケン飯

ハケン飯友シリーズ

自炊男子の飯友は猫!? ごはん男子+猫の美味しい毎日。
仕事始めの朝、出社したら会社が潰れてた。そんな「僕」こと坂井寛生が神社でお賽銭を奮発して頼んだ願いごとのひとつめは「そこそこの新しい仕事が見つかりますように」、そしてもうひとつは「一緒に飯が食える、気楽な仲間が見つかりますように」。願い事を神社で拝んだその晩、夕ごはんの準備をする寛生の前に、人間の言葉を喋る猫が現れて……。
(著者:椹野道流)

著者プロフィール

椹野 道流(ふしの みちる)

2月25日生まれ。四緑木星・魚座のO型。兵庫県在住。元監察医。「奇談シリーズ」「鬼籍通覧シリーズ」(講談社)ほか、「メス花シリーズ」(二見書房)、「ローウェル骨董店の事件簿シリーズ」、「最後の晩ごはんシリーズ」(KADOKAWA)、集英社オレンジ文庫に「時をかける眼鏡シリーズ」、「ハケン飯友シリーズ」など著作多数。

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椹野 道流