後宮の烏3

真の“救い”は光であり、
葛藤……歴史が再び動き出す――

「梟」が残した羽根に、自らの行く末を重ねる寿雪。先代の戒めに反し夜明宮は孤独から遠ざかるも、寿雪自身は虚しさから逃れることが出来ずにいた。烏妃の元には、今宵も訪問者が絶えない。泊鶴宮での怪異は、やがて烏蓮娘娘への信仰を脅かす『八真教』へと通じて? 他方、高峻は烏妃を「烏」から解放する一筋の光明を見出し半信半疑ながらも寿雪と共にあることを決め!?

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三日月邸花図鑑
花の城のアリス

禁忌の庭に住む少女と、
優しすぎる探偵が解く、切ない秘密。

「庭には誰も立ち入らないこと」——光一の亡父が遺した言葉だ。広大な大名庭園『望城園』を敷地内に持つ、江戸時代に藩主の別邸として使われた三日月邸。光一はそこで探偵事務所を開業した。ある日、事務所を訪れた不思議な少女・咲は『半分この約束』の謎を解いてほしいと依頼する。彼女に連れられ庭に踏み入った光一は、植物の名を冠した人々と、存在するはずのない城を見る。

契約結婚はじめました。5
〜椿屋敷の偽夫婦〜

ついに完結!
秋の椿屋敷、仲良し偽夫婦の出した答えは?

<椿屋敷>に住む香澄と柊一は、ワケあって結婚した“偽夫婦”である――とはいうものの。香澄が柊一への気持ちを自覚したことで、ついに……。もちろん柊一も、ずいぶん前から香澄のことを憎からず想っているのだ。柊一のもとには今日も今日とて客人が絶えない。七変化椿、もうひとつの椿屋敷…!? 三者三様の夫婦のあり方にふれ、ふたりは関係を見つめなおし――。

オレンジ文庫 
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