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書籍

帝都の怪異に男爵の影あり!

怪談男爵 籠手川晴行 2

  • 650円+税
  • 2022年8月19日発売

晩秋ともなると、午後三時くらいであっても陽光はなんとはなしに黄昏の色を帯びていく。

怪異に愛される美貌の青年男爵・籠手川晴行。子爵家長男ながら苦学生の幼馴染み・室静栄。三流新聞の下っ端記者・諏訪虎之助。馴染みの茶屋に三人が集まれば、不可思議な事態に遭遇し、みんなして首を突っ込むことに。市電に現れる謎の女児、花見に現れた辻切り、帝都を騒がす猟奇殺人事件などなど。帝都・東京を舞台に怪異に挑む、大正モダン怪奇譚第二弾!

シリーズ既刊情報

怪談男爵 籠手川晴行シリーズ

男爵家の当主ながら定職に就かず、裕福な姉の嫁ぎ先からの援助で悠々自適の生活をおくる、美貌の青年・籠手川晴行。怪異に愛される彼はひとたび奇妙な話を聞けば、首を突っ込み東奔西走。二枚目歌舞伎役者・市川翔燕の婚約者を悩ませる不気味な音、老舗商店の息子を虜にする妖しい娼妓、夜な夜な現れる十二単の女……。花咲く帝都を舞台に、大正モダン怪奇譚開幕!

著者プロフィール

瀬川 貴次(せがわ たかつぐ)

1991年『闇に歌えば』でデビュー。集英社コバルト文庫に「聖霊狩り」「鬼舞」など著書多数。集英社文庫に『波に舞ふ舞ふ 平清盛』「ばけもの好む中将」シリーズなどがある。

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瀬川 貴次