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「この娘は私の獲物で、私は娘の守り役だ」

青い灯の百物語

  • 660円+税
  • 2019年11月20日発売

彼を呼び出した少女――と呼ぶにもやや幼い娘は、たいそう不満そうだった。

異形とヒトの間を取り持つことを生業としてきた真魚寺家の裔である千歳には、古い付き合いのある小説家がいる。青原灯――着流し姿に整った顔立ちをした青年だ。表向き、灯は千歳の従兄となっているが、それは真っ赤な嘘。灯は従兄でも何でもなく、幼い日に千歳が契約を結んだ妖怪なのだ。大学に進学した春、百鬼夜行の噂を聞いた千歳は見に行こうとするけれど……?

著者プロフィール

椎名 鳴葉

しいな なるは

東京都在住。2008年度ノベル大賞にて、『薄青の風景画』で読者大賞を受賞。『黄金の姫は桃園に夢をみる』でコバルト文庫よりデビュー。

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