新刊発売情報!12月刊発売中!
12月19日(火)新刊6冊が発売になりました!
各書籍のページで試し読みもご覧いただけます。ぜひご覧ください。
小田 菜摘『掌侍・大江荇子の宮中事件簿 五』
不本意にも帝の腹心の部下となってしまった内裏女房の荇子。東宮の立坊を機に返り咲きを目論む南院家にはすり寄られ、帝の寵愛を荇子が左右しているという噂を聞きつけた北院家からは袖の下を送られ、日常業務もままならない。そんな中、南院家の流れをくむ二の宮が身罷り、荇子が法要の手伝いをすることに。だが、そこには予想もしない事件が待ち構えていた……。
東堂 燦『十番様の縁結び 5 神在花嫁綺譚』
終也と離れた真緒は、帝都に向かう汽車の中で、志貴に思い出話をする。廃れた神事『遠音の儀』を再開すべく、終也と調べていた時のこと。年長者が口を閉ざすなか、昔の先祖返りの日記が見つかる。しかし日記は不自然に破かれていて…!? 十織家の過去と、終也の胸の内を知った真緒は――。「八番様」が舞台の短編、『神在心中忌譚――蝶々心中/青虫地獄』二編も収録。
はるおか りの『後宮茶華伝 仮初めの王妃と邪神の婚礼』
繁栄の陰で邪教集団が勢力を伸ばす凱王朝。女道士・孫月娥は勅命で王府に嫁ぐことになる。花婿は皇兄・高秋霆。密かに彼を慕っていた月娥は歓喜し婚礼に臨むが、初夜の床で夫は全く触れてくれない。一方、秋霆は望まぬ花嫁を持て余していた。亡き妻の苦い記憶ゆえ再婚したくなかったのだ。秋霆がいずれ離縁するつもりだと知らない月娥は恋を叶えるため策を講じ…。
瀬川 貴次『もののけ寺の白菊丸』
12歳となった白菊丸は、今日、寺へと入る。さる貴き方の落胤である白菊丸は、ゆくゆくは僧侶となるのだ。涙をこらえ出発すると、寺の近くまで来たところで山賊に襲われかかる。窮地を救ったのは、不思議な雰囲気を漂わせた勿径寺の和尚だった。寺の稚児たちは白菊丸に、勿径寺の宝蔵には古来より、力ある物の怪たちの骸が封じられていると言うのだが……?
小湊 悠貴『若旦那さんの「をかし」な甘味手帖 北鎌倉ことりや茶話』
家事代行サービスの会社で働く秋月都。ある日、急病のスタッフに代わって北鎌倉に派遣されるが、家事代行どころか、住みこみの家政婦がいてもおかしくなさそうなお屋敷に辿りつく。そこは、和装の若き和菓子職人・羽鳥一成の工房兼、住居だった。日々鍛えた料理の腕で“定期契約プラン”を勝ち取った都は、甘味処ことりや茶房の再オープンにも関わることになり…?
愁堂 れな『相棒は犬 転生探偵マカロンの事件簿』
親友の殉職を機に警察を辞め、探偵事務所で働く甲斐。ある日、一匹のトイプードルが事務所を訪れる。かわいらしいトイプードルは突如人間の言葉を喋ったかと思うと、「俺の前世はお前の親友の三上だ」と語りだした。自分を殺した真犯人を一緒に探して欲しいという三上(犬)。そこへ、彼を「マカロンちゃん」と呼ぶヤクザの若頭・若林が乗り込んで来て……!?