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きみが金魚を盗んでも

留守番するのが嫌で泣きべそをかいていた幼馴染のゲンジとナナ子は、一緒に金魚を眺めていたはずなのに――。金魚が盗まれた。ナナコには犯人がわかっている。なぜ盗んだのかもきっとわかる。一緒にいたはずなのにゆっくりと道がわかれていく。気鋭の作家が放つ、ほろ苦い青春ノスタルジー。

著者プロフィール

森ノ薫(もりのかおる)

神奈川県横浜市在住。「早乙女さん、特務です」で2022年ノベル大賞<大賞>受賞。改稿、改題した『このビル、空きはありません! オフィス仲介戦線、異常あり』でデビュー。
川の近くで暮らしています。どれだけ暑くても夏が好きなので、毎年お盆を過ぎたあたりから寂しさとたたかっています。

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森ノ薫