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書籍

ありがとう。これで、やっと俺の終活が始まる。

さよならにうってつけの日

エンディングプランナーの備忘録

  • 750円+税
  • 2025年9月18日発売

その家の生垣には木苺がなっていた。

仕事が長続きしないことを買われ、廃業予定のシュウカツ会社に採用された山田香奈子。だが人材派遣かと思いきやそこは「終活」会社で…。セミナーを任されるも受講生は訳アリ小学生や病み系ギャル含め3人。さらに人探しから植木の剪定、再雇用まで担当するはめに。しかし終活は生きるための準備だと気づき、山田は依頼人の本当の希望をくんだ終活を提案していく。

著者プロフィール

森ノ薫(もりの かおる)

神奈川県横浜市在住。「早乙女さん、特務です」で2022年ノベル大賞<大賞>受賞。改稿、改題した『このビル、空きはありません! オフィス仲介戦線、異常あり』でデビュー。 川の近くで暮らしています。どれだけ暑くても夏が好きなので、毎年お盆を過ぎたあたりから寂しさとたたかっています。

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森ノ薫