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書籍

知られざる、マリー・アントワネットのもう一人の娘の物語

亡き王女のオペラシオン 3

  • 680円+税
  • 2025年7月17日発売

サン・ニケーズ街が吹き飛んだ、ナポレオン・ボナパルト暗殺未遂事件――通称『地獄の仕掛け事件』は、実行犯三人のうち二人の処刑と、関与が疑われる王党派八〇名あまりの逮捕によって幕引きとされた。

暗殺未遂事件を機に敵対勢力を一掃したナポレオンは地位を確立し、フランスにようやく平和と安定が訪れる。運命の渦に巻き込まれたソフィーも歌い続け、ついにオペラ座の舞台へ立つことに。そこで以前、検閲官としてリズドー座を閉鎖の危機に陥らせたアストゥールと再会する。彼の存在に心がざわつく中、パリの街にはふたたび不穏な気配が? 感動のフィナーレ!

シリーズ既刊情報

亡き王女のオペラシオンシリーズ

18世紀末、フランス。乳飲み子を抱いた王妃マリー・アントワネットに女占い師はこう告げる。「その御子をお育てになってはなりません」と。そしてこうも言う。「王家は破滅する。陛下の御子で生き残るのはお一人だけ」と・・・!出自を隠して育ったソフィーは、いかにして残酷な運命から逃れ、いかにして民衆を熱狂させるに至ったか?革命に翻弄された少女の一代記ーー!

著者プロフィール

ゆきた 志旗(ゆきた しき)

埼玉に帰化した地方出身者。「Bの戦場」で2016年度ノベル大賞を受賞し、同作でデビュー。2018年に映画化された。おもな著作に「Bの戦場」シリーズ、「小麦100コロス マンション管理士による福音書 不正な管理会社のたとえ」、「昭和小説アンソロジー 昭和ララバイ」、「亡き王女のオペラシオン」シリーズ(集英社オレンジ文庫)がある。

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ゆきた 志旗