書籍
駅の数だけドラマがある。切なくて懐かしい、心に響く駅物語
あの日、あの駅で。
駅小説アンソロジー
- 580円+税
- 2020年9月18日発売
清瀬に来たのは久しぶりだった。
その駅で別れを知り、人は少し大人になっていく――。おばあちゃんの家を処分するために降りた清瀬駅で見つけた家族の顔。鎌倉高校前駅で出会った人の顔が見えない少女。下灘駅で食べた亡き母へと誘う塩むすび。決別と再会を見守る東京駅と京都駅。時は移ろい、人は去り、思い出を抱いた駅はそれでも新しいドラマを紡ぎだす。ありふれた駅のかけがえのない物語全四編。
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