書籍
あの日の“おいしい”を、今日のあなたと。
ゆきうさぎのお品書き
熱々おでんと雪見酒
- 550円+税
- 2017年1月20日発売
三月六日、十七時。すべての荷ほどきを終えて、雪村大樹はゆっくりと立ち上がった。片づけたばかりの室内を見回す。
小料理屋「ゆきうさぎ」でアルバイトをしている大学生の碧。秋のある日、店に訪れた女性客と店主の大樹が親しげにしていた。女性は大樹の弟、瑞樹の奥さんだという。わざわざ店を訪ねてきたことには理由がありそうだが、話したくないようで? “おいしい”シリーズ第3弾! 思い出のおでん、恋を応援する練り切り、心をときほぐすおやき……などをご用意しています。
シリーズ既刊情報
ゆきうさぎのお品書きシリーズ
おいしいは、幸せ。小料理屋が舞台のあったかほっこり物語。 ある事情から、極端に食が細くなってしまった大学生の碧。とうとう貧血で倒れたところを、「ゆきうさぎ」という小料理屋を営む青年、大樹に助けられた。彼の作るおいしい料理に惹かれた碧は、バイトとして雇ってもらうことになり……? (著者:小湊悠貴)
この作品をシェアする