書籍
大事な人の、おいしい顔は、うれしい。
ゆきうさぎのお品書き
親子のための鯛茶漬け
- 550円+税
- 2017年7月20日発売
八月一日、午前八時三十分。
盛夏を迎え、今日も朝から気温が高い。ミンミンゼミも力いっぱい鳴いている。
その日、雪村大樹はいつものように、起き抜けのシャワーを浴びていた。
小料理屋「ゆきうさぎ」でアルバイトを続ける碧は、大学の友人の玲沙から、母親の再婚相手のことがわからず悩んでいると相談を受けた。弟から聞いたのと実際に会ったのとで、様子が違ったのだ。碧は「ゆきうさぎ」につれてきたらどうかと提案するが? 表題作に加え、決断を助けるアイスクリーム、縁を結ぶ肉だんご、懐かしの茶碗蒸し……などをご用意しています。
シリーズ既刊情報
ゆきうさぎのお品書きシリーズ
おいしいは、幸せ。小料理屋が舞台のあったかほっこり物語。 ある事情から、極端に食が細くなってしまった大学生の碧。とうとう貧血で倒れたところを、「ゆきうさぎ」という小料理屋を営む青年、大樹に助けられた。彼の作るおいしい料理に惹かれた碧は、バイトとして雇ってもらうことになり……? (著者:小湊悠貴)
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