書籍
想いが重なったとき、古物は語りだす――。
長崎・眼鏡橋の骨董店
店主は古き物たちの声を聞く
- 620円+税
- 2018年7月20日発売
足の裏がひどく冷たい。硬い何かを踏んで、結真はまっすぐに立つ。
パワハラされて仕事を辞め、故郷・長崎へ戻ってきた結真。東京行きを応援してくれていた叔母の形見のマリア観音をそばに置きだして以来、なぜか悪夢 を見るように。心配した母が「古か物にまつわる問題ば解決してくれる」骨董カフェ・一古堂へ、勝手に相談の予約を入れてしまう。しぶしぶ一古堂を訪ねた結真は、店主・司とともに、マリア観音の来歴を調べることに…?
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