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書籍

ますます好きになって、ますます家族になる。

京都岡崎、月白さんとこ

青い約束と金の太陽

  • 630円+税
  • 2022年10月20日発売

瑞々しい青葉が茂っている。
まぶしいほどに差し込む陽光に、空を切り取るように伸びる木々の陰影がゆらゆらと揺れていた。

京都岡崎の初夏。陽光に青紅葉が美しく映えるある日、茜は学校の課題のため、日本画家である青藍の仕事部屋の縁側から見える月白邸の庭を写生していた。その傍らで陽時が1枚の古い絵を見つけ問うと「やめろ」と青藍はスケッチブックを閉じて。高校時代の青藍の姿が明らかになる『約束の青紅葉』ほか全3作品を収録。じんわり優しい京都の家族再生物語、初夏の章。

シリーズ既刊情報

京都岡崎、月白さんとこシリーズ

父を亡くした女子高生の茜と妹のすみれは、日本画家の若き精鋭で親戚筋の久我青藍の住む、京都岡崎の「月白邸」と呼ばれる日本家屋に身を寄せることとなった。人間嫌いで変人と噂の青藍は、酒浸りの生活を送っており、茜たちに対する態度も剣呑としたものだった。戸惑いつつも茜は料理を青藍に振る舞うようになり・・・。月白邸に集う<色々>な人々の、じんわり優しい心の再生物語。

著者プロフィール

相川 真(あいかわ しん)

4月17日生まれ。京都出身。第2回みらい文庫大賞優秀賞受賞。『ハロウィン★ナイト ウィッチ・ドールなんか大キライ!!』にてデビュー。既刊に「ハロウィン★ナイト」シリーズ、「青星学園★チームEYE-Sの事件ノート」シリーズ、「明治横浜れとろ奇譚」シリーズ、『君と星の話をしよう』「京都伏見は水神さまのいたはるところ」「京都岡崎、月白さんとこ」シリーズがある。

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相川 真