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書籍

謎解きの鍵は、名作文学。

倫敦千夜一夜物語

ふたりの城の夢のまた夢

  • 590円+税
  • 2016年4月20日発売

サラの午後の仕事は、返却された本の回収から始まる。貸本《千夜一夜 Alf Laylah wa Laylah》では、古びたチェストに手を加えた鍵つきの箱を店先に設置して、利用客が気軽に本を託せるようにしているのだ。

19世紀末・英国。兄アルフレッドとともに貸本屋《千夜一夜》を営むサラの毎日は、ささやかな謎に満ちている。消える蔵書票。店の片隅でひとり涙する少年。そして兄の旧友ヴィクターとともにでかけたピクニックで若い女性の遺体を発見したサラは、やがてロンドンを騒がせる連続殺人事件に深く関わることになり!?名作文学が鍵を握る、ヴィクトリアン・ミステリー!!

シリーズ既刊情報

倫敦千夜一夜物語1

倫敦千夜一夜物語シリーズ

古今の名作が鍵を握る、ヴィクトリアン・ミステリー。 19世紀末の英国。兄のアルフレッドとともに貸本屋《千夜一夜》を営むサラ。ふたりは、ある事情から侯爵家の生まれという身分を隠して暮らしている。とっておきの一冊を求めて、今日もたくさんのお客がやってくるが……? (著者:久賀理世)

著者プロフィール

久賀 理世(くが りせ)

東京都出身。東京音楽大学楽器学科ピアノ演奏家コース卒業。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、2009年度ノベル大賞受賞。集英社オレンジ文庫に『倫敦千夜一夜物語』シリーズ、コバルト文庫に『英国マザーグース物語』シリーズがある。

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久賀 理世