オレンジ文庫

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芙二子さんの最初で最後の恋文を僕にください。

下鴨アンティーク

祖母の恋文

  • 著者 白川 紺子
  • 装画 井上 のきあ
  • 本体560円+税

2015年12月17日発売

「暑い」 何度目かになるそのぼやきに、鹿乃は夏着物の袂を翻してふり返った。

蔵にある“いわくつき”の着物の管理を、亡き祖母から引き継いだ高校生の鹿乃。ある日、祖母が懇意にしていた骨董店の店主から、祖母が、祖父に宛てて書いたという恋文を渡されて…? 一方、鹿乃の兄・良鷹は、野々宮家の別邸にこの時期だけ現れる、風鈴草の着物を着た女性について調べていたが……。京都、下鴨を舞台に、古い物に宿る想いをたどる、温かな人情譚。

白川 紺子しらかわ こうこ

三重県出身。同志社大学文学部卒。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、2012年度ロマン大賞受賞。『下鴨アンティーク』シリーズ、『契約結婚はじめました。』(集英社オレンジ文庫)、『ブライディ家の押しかけ花婿』『雪侯爵と銀灯師』(コバルト文庫)などの著書がある。