新刊情報

新刊発売情報! 12月刊発売中!

12月17日(金)新刊6冊が発売になりました!
各書籍のページで試し読みもご覧いただけます。ぜひご覧ください。

小湊 悠貴『ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 5』
4月、専門学校時代の友人、愛美と再会した紗良。愛美とはルームシェアをするほど親しかったのに、ある事でケンカ別れしてしまっていた。わだかまりの残る二人だったが、初心を思い出そうという気持ちをこめ、かつて学校で習ったベーグルを一緒に作ることに…? 薔薇咲く猫番館で、今回は従業員のご友人をおもてなし。想いが動き出す第5巻。

奥乃 桜子『神招きの庭 5 綾なす道は天を指す』
神鎮めの儀で命を落としたはずの二藍が、生きていた。二藍の死を証言した綾芽は虚言の罪で幽閉されてしまう。これは何者かの陰謀だと疑った綾芽は、尚大神の助けを借りて脱獄し、仇敵である八杷島の神官・羅覇に協力を求めた。一方、斎庭に現れた二藍は、大君の退位と祭祀の返還を迫って反乱を起こす。果たして彼は本物の二藍なのか。そしてその暴挙の真意は……。

辻村 七子『忘れじのK はじまりの生誕節』
アメリカの医学部を中退したガブリエーレは、フィレンツェで知り合ったダンピール“K”と共に過ごすため、見届け人ニポーテとなる決心をした。すると適性を審査するためバチカンから神父が派遣されてきた。バシリスと名乗ったその神父は陽気な太鼓腹の男だったが、折しもフィレンツェでは、強烈な突風が頻発し、Kたちはそれに「黒いもや」の気配を感じていて……?

小田 菜摘『掌侍(ないしのじょう)・大江荇子(こうこ)の宮中事件簿』
内裏女房として働く大江荇子の信条は、自分の食い扶持は自分で稼ぐこと。そんな荇子の耳に噂と謎が入ってくる。スズメ殺し、汚された紙、引き抜き工作、そしていてはいけない人…。降りかかる火の粉を払うため、荇子は噂の真相を突き止めるのだが、それが思わぬ闇をあぶり出し…。出世は望まず問題も起こさず、ただ定年退職を目指す女房の、平安・宮中事件簿開幕!

白洲 梓『六花城の嘘つきな客人』
15歳の秋につらい失恋をして以来、いくつもの浮名を流し「王都一の色男」と噂されるシリル。だが、彼は子爵家の三男に過ぎず、23歳になった今、将来の身の振り方を考えねばならない。そんな時、割り切った遊び相手である伯爵夫人から、北の大領主ネージュ家が、一人娘ブランシュの結婚相手を選ぶため、名だたる貴公子たちを領地の六花城に招待していることを知らされ、同行しないかと誘われる。雪舞う六花城で、大人の恋と一途な片想いが交錯して……?

長谷川 夕『花に隠す ~私が捨てられなかった私~』
その欲望は決して叶えてはいけない――。不倫を続ける夫との生活に疲れた妻は、猛暑を超える暑さをもたらす灼熱の太陽を利用した完全犯罪を思いつく。不倫相手もまた、自分のものにならない男を手に入れようとして極寒の吹雪の中、男を手にかけた。殺意はまるで季節のように巡る。一線を越えるか、踏みとどまるか。さまざまな季節に花開く、秘密と欲望の短編集。